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合流わずか2日、冨安健洋アーセナルデビュー!いきなり左足シュート、ノリッジから今季初勝利!

アーセナルデビューを果たした冨安健洋。(Photo by Ryan Pierse/Getty Images)

大観衆の前で、4バックの右SBに入る。

[プレミアリーグ 4節] アーセナル 1-0 ノリッジ/2021年9月11日15:00(日本時間23:00)/エミレーツ・スタジアム

 イタリア・セリエAのボローニャFCからイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCに完全移籍した日本代表DF冨安健洋が9月11日、ノリッジ・シティFC戦で4バックの右サイドバックとして先発し、さっそく新天地デビューを果たした。試合はガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで、アーセナルがようやく今季初勝利を収めた。冨安は62分に途中交代している。

 冨安がトレーニングに合流したのは、この試合前日だった。パス練習や紅白戦に臨み、チームトレーナーやスペイン人のミケル・アルテタ監督と話し合ってコンディションなどを確認。そして、いきなりの先発起用が決まった。

 エミレーツスタジアムを埋めた大観衆のサポーターの前で、18番をつけた冨安は開始早々に左足のシュートを放つなど積極的な姿勢を見せる。チームのスタイルである高い位置からのプレッシングにも呼応し、後方のスペースをしっかりケアしながら、アグレッシブに前からの強烈なチェイスも見せていった。

 開幕3連敗を喫しリーグ最下位に沈んでいたアーセナルだったが、選手流出もあって、スペイン人のアルテタ監督の意向も汲んで移籍期間最終日である8月31日の「デッドラインデー」で冨安を獲得。そしてクラブスタッフの尽力によって労働許可証の取得が、この試合までに間に合った。

 冨安は62分までプレー。エミール・スミス=ロウと交代。そのあとオーバメヤンの決勝点が決まり、ホームチームが1-0勝利。日本代表DFはデビュー戦での今季初白星獲得に貢献した。

 アルテタ監督は9日に行われたノリッジ戦前の記者会見で、次のように冨安への期待を口にしていた。

「彼は最近もずっとプレーしているので、すぐフィットできるはずです。とても好印象を受けたのが、獲得に至った理由です。冨安は4バックのどのポジションでもプレーできる能力を持っています。4バックと3バックの両方をこなしてきました。 右サイドバックで高い能力を発揮してきた選手。長い間追いかけてきましたが、このチームにはなかったクオリティをもたらしてくれるはずです」

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[文:サカノワ編集グループ]

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