【名古屋】ジョー無断移籍、約3.5億円の罰金“未納”。コリンチャンス会長は分割を提案
名古屋でのジョー。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
一時は長崎移籍が噂されたものの…。
J1リーグの名古屋グランパスに所属していた元ブラジル代表FWジョーのSCコリンチャンスへの無断移籍が違法であると認めたCAS(スポーツ仲裁裁判所/スイス・ローザンヌ)の決定後、違約金(罰金)260万ドル(約3億5000万円)が未納であるという。ブラジルメディア『UOL』が8月3日に報じた。
この問題は2020年1月、契約を結んでいながらジョーが名古屋のキャンプに参加せず、リハビリ期間中にブラジルへ帰国。すると古巣コリンチャンスとの契約を勝手に発表した。名古屋はジョーの退団を認めるとともに、契約解除金を請求。ジョーとコリンチャンスが応じないためスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴え、ジョーサイドに罰金260万ドル(約3億5000万円)の支払いが命じられた。そして最終的な決定が下された。
しかし、今回の記事によると、すでに期限を迎えていて、コリンチャンスの会長は名古屋に対し、一括での支払いが厳しいため分割払いを提案をしているそうだ。「実際に支払う義務があるのはジョーだ」と言うが、連帯責任になり、このままだとコリンチャンスがFIFA(国際サッカー連盟)からペナルティを受ける可能性もある。ただし他にも負債を抱えるなど、コリンチャンスは手をこまねているそうだ。
ジョーはこのほどコリンチャンスを退団。一時はブラジルで一緒にラジオ出演するなど、“恩師”であるファビオ・カリーレ監督が就任したJ2リーグV・ファーレン長崎への移籍も噂された。
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