【水戸ホーリーホック】V・ファーレン長崎戦のPK判定で意見書提出
水戸ホーリーホックのエンブレム。(C)SAKANOWA
水戸サポーターの不満は理解できるものの、最終的には正しい判定が下されたが…。
[J2 18節] 水戸 2-3 長崎/2024年6月2日14:03/ケーズデンキスタジアム水戸
J2リーグ18節の水戸ホーリーホック 対 V・ファーレン長崎の後半アディショナルタイム、長崎にPKが与えられた判定で、6月8日、水戸が日本サッカー協会(JFA)に意見書を提出したと発表した。
水戸はクラブ公式サイトで次のように報告している。
「日頃より水戸ホーリーホックへ多大なるご支援・ご声援をいただき、誠に有難うございます。
去る6月2日に行われた2024明治安田J2リーグ第18節 水戸ホーリーホック vs V・ファーレン長崎における90分+5分の判定事象について、6月4日にJFA審判委員会へ意見書を提出いたしました。
JFA審判委員会にクラブとしての見解を伝えさせていただき、正式な回答を要請していることを報告致します。
今後回答等の進捗があった際には、早急に皆さまに共有させていただきます。 何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック 代表取締役 小島 耕」
このシーンは、2-2で迎えた後半アディショナルタイムのラストプレー、ペナルティエリア内でパスを受けたマテウス・ジェズスが反転した際、前田椋介のスライディングタックルを受けた。ボールはクリアされて、スローインに。
榎本一慶主審はまず正当なタックルであると判定したが、その後、5分以上かけて中断。すると第四審などの助言を受けて、主審は前田のファウルにより長崎へPKを与える判定に変更。これをフアンマ・デルガドが決めて、長崎が最後の最後に3-2の勝利を収めた。
今回一旦、主審が長崎ボールのスローインと指示。主審が長崎の下平隆宏監督と話したあと、第四審の情報を受けて判定を変更し、スタジアムにいた水戸サポーターからすると「長崎側の意見を聞いて判定が変わった」という印象を残すだけに、その過程には課題を残した。
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しかしプレー自体は再開されておらず、改めて情報を確認し、主審がPKを与えるジャッジを下したプロセスに、競技規則上の問題はなかった。最終的に、主審が状況を整理したうえ、正しい判定を下していた。