×

【浦和】ACL決勝「埼スタ開催」へ、サポーターが横断幕で訴え「サッカーのまち 浦和とは?」「浦和の30年、県は何を見てきた?」

埼玉スタジアムのゴール裏に掲げられた浦和レッズサポーターによる、「ACL決勝の埼スタ開催実現」を訴える横断幕。(C)SAKANOWA

埼玉県はこうした「声」をどのように受け止めるのか――。

 J1リーグ浦和レッズのサポーターが9月25日、ルヴァンカップ準決勝セレッソ大阪(●0-4)との試合後、ゴール裏に30枚以上の横断幕を掲げた。芝生改修工事により会場未定となっている来年2月26日に浦和のホームゲームで行われるACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)決勝の「埼玉スタジアム開催」実現を呼び掛けた。

 すでに日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の実施のため1年延期されていた工事は、埼玉県(大野元裕知事)と浦和の合意により、シーズン終了後の着工に向けて準備が進められている。

 そうしたなかAFC(アジアサッカー連盟)はACL決勝の日程を11月から来年2月に延期。そこで浦和は再度、県などと交渉をしてきた。

 ただし▽1年の工事再延期 ▽工期の延期と短縮 について打診したが、いずれも今月までに県から却下されたという。そのため、浦和は日本サッカー協会やJリーグの協力を得て、AFCに決勝の日程調整を要請している。

 この日、ルヴァンカップC大阪との試合が終わったあと、レッズサポーターが「ホーム」でのACL決勝開催へ30枚を超す横断幕を掲げた。浦和レッズは埼玉県で歴史を築いてきた。その思いが結集し、アジアの頂点であるタイトルを懸けた痺れるファイナルを“ホーム埼スタ”で開催できないということがあっていいのか――と。

「埼スタ開催の英断を!」

「サッカーのまち 浦和とは?」

「浦和の30年、県は何を見てきた?」

「地元クラブより代表優先? 埼玉県が待つ未来とは…」

「ホームタウン ホームスタジアムでACL決勝を」

「俺たちのHOME埼スタで 三度目の栄冠を!!!」

「決戦は埼スタ やればできる」

「日の丸を負う浦和の男達も日本を代表して戦っている。埼玉県にとっての浦和レッズは代表以下の存在? 我々の声に真剣に向き合い、開催地問題を今大会最大の難敵にするな」

 さまざまなメッセージ。それは全て、ACL決勝の埼スタ開催実現を訴えるもの。一方、大規模工事になるため、再延期は難しいという状況でもある。有志による署名運動も展開されるなか、埼玉県はこうした「声」をどのように受け止めるのか。今後何かしらの方針が示されそうだ。

【注目記事】
【浦和0-4C大阪】リカルド・ロドリゲス監督「前半で持っていかれた」。ルヴァン杯準決勝敗退

【日本代表 市場価格ランキング】堂安律が久保建英を抜く。1位「31億円超え」はあの二人!Jリーグ1位は浦和の酒井宏樹だが…

【日本代表】田嶋会長が求めた「運」だけではない「貴重」な埼スタの芝生

Ads

Ads