【鳥栖1-1浦和】DOGSOでGK西川が一発レッドカード。なぜ“減罰”はなかったのか? 次節の鹿島戦は出場停止
浦和の西川周作。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ボールに向かっている、と判断されればイエローカードだったが。
[J1 26節] 鳥栖 1–1 浦和/2024年8月11日19:03/駅前不動産スタジアム
J1リーグ26節、 サガン鳥栖と浦和レッズの一戦は松尾佑介とマルセロ・ヒアンのゴールで、1-1の引き分けに終わった。監督交代のあった鳥栖はリーグ3連敗でストップ。
この試合の79分、浦和のGK西川周作が決定機阻止のDOGSOにより一発レッドカードで退場処分を受けた。
鳥栖のロブパスに対して、CB井上黎生人がヘッドで西川へバックパスを送る。ところがこのパスが弱く、それを狙っていた鳥栖のFWマルセロ・ヒアンにゴール前でボールを奪われてしまう。その折り返したところ、西川がヒアンの体を引っ張ってファウルで食い止めた。
中村太主審は西川のファウルと判定、鳥栖にPKを与える。さらに西川にはレッドカードを提示した。
浦和の守護神に、PK、退場、次節出場停止……。最も重い“三重罰”が浦和の守護神に科されたのだ。
今回イエローカードの“減罰”の対象にならなったのは、西川がボールに対してプレーしていなかったと見なされたため。GKで手を使える西川はボールに向かっていたと主張していたものの、ヒアンの体を引っ張っていたということで、それは認められなかった。もちろんゴールに関わるシーンとあってVARもチェックしていたが、主審の判定が尊重された。
数的不利となった浦和はベンチ入りしていたGK牲川歩見が関根貴大と代わって出場。しかしヒアンのPKのショットは止められず、1-1に――。試合はそのまま引き分けた。
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西川は次節8月17の鹿島アントラーズとのアウェーゲームで出場停止になる。