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「無観客試合」に代わる名前募集!日本トップリーグ機構の川淵会長が「世の中を前向きに」と呼びかける

埼玉スタジアムで勝利の凱歌を歌う浦和の選手とサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ツイッターで「#無観客試合を変えよう」を付けるだけ。Jリーグ、なでしこ、Fリーグ…バスケ、ラグビー、アメフトなどスポーツ界が連携。

 日本トップリーグ連携機構(川淵三郎会長)は6月3日、各リーグとともに連携して、無観客試合に代わる名前を募集すると発表した。同機構は「世の中を前向きにするべく、奮ってご参加ください」と呼び掛けている。

 同機構は、なでしこリーグ、Fリーグ、Jリーグ、Vリーグ、Bリーグ、バスケットボール女子日本リーグ、日本ハンドボールリーグ、ジャパンラグビートップリーグ、アジアリーグアイスホッケー、日本女子ソフトボールリーグ、Xリーグで構成されている。

 今回、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が解かれ、新しい生活様式の名の下に社会が動き出すなか、政府の見解などをもとに、基本的にはまず無観客での試合開催から、段階を踏んで観客を増やしていく形が取られる。

 しかし「無観客試合」とは、プロスポーツ界では懲罰的な意味合いが強く、世界を見渡してもあまり前向きな名前がついていない。例えばドイツ・ブンデスリーガでは、幽霊ゲーム(Geisterspiele=ゴーストゲーム)と日常的に呼ばれている。

 そして同機構の川淵会長は次のように呼び掛ける。

「あらゆるスポーツの再開の前に、この名前を少しでも前向きなものに変えられないかということです。物理的には観客は一人も会場にいない。でも、選手はその声援を違う形で受けてプレーをしているわけですから、どんな形であれ、ファンとつながっている。無観客ではないのです。ただし、時間があまりありません。さらには賞品もなく、採用された案の権利もオープンにしていただくという、なんとも我儘な条件での募集となります。しかし、この厳しい時代の中、みんなで前向きなことを一緒に考える時間を共有し、実際に良い名前に変えて、未来を少し明るく変えられたら、素敵じゃないかと考えたのです」

 応募方法は、Twitterで「#無観客試合を変えよう」をつけて投稿する形を採用。期間は6月9日まで。日本トップリーグ連携機構の公式サイトに応募規約が掲載されている。

 川淵会長は、ファンのみならず、選手にも参加を呼び掛けている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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