アジア人最多出場更新!長谷部誠がコメント。勝利で飾れず「とても残念」
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ブンデスリーガ通算309試合、元韓国代表FWチャ・ブンクンを抜く。鎌田もフル出場、しかしマインツに敗れる。
[ブンデスリーガ 31節] フランクフルト 0-2 マインツ/2020年6月6日/コンメルツァーバンク・アレーナ
アイントラハト・フランクフルトが1.FSVマインツ05に0-2で敗れ、連勝が「2」でストップした。フランクフルトの長谷部誠はリベロでフル出場し、ブンデスリーガ通算出場を309試合に伸ばし、チャ・ブンクン(元韓国代表)の持っていたアジア出身選手の歴代最多出場記録を抜いて「1位」になった。鎌田大地も先発フル出場。
長谷部と鎌田は新型コロナウイルスの影響による中断が明けた後、最近のリーグ4試合連続で先発していたが、初めての黒星に(2勝1分1敗)。
無観客のなかホームチームは劣勢を強いられ、43分、コーナーキックから先制点を与えてしまう。さらに77分にもカウンターから2失点目を喫し、反撃も及ばず敗れた。シュート数も10対17と、マインツを下回った。
長谷部は試合後、クラブ公式サイトにて、次のようにコメントしている。
「私たちは今日やるべきことができませんでしたね。あらゆるところで何かが欠けていて物足りず、簡単に相手に狭くスペースを使われてしまいました。 もっと上手くできたはずですが、とても残念です」
そのように36歳の“鉄人”は記念すべき試合を勝利で飾れず、悔しさを噛み締めた。
長谷部は2008年に浦和レッズからVfLヴォルフスブルクに移籍し、フェリックス・マガト監督のもと、ブンデスリーガ優勝を果たす。そして2013-14シーズンの1.FCニュルンベルクを経て、2014-15シーズンからフランクフルトへ。そしてDFBカップ優勝、昨季のヨーロッパカップ4強進出など、中心選手として低迷を続けてきたクラブの復権に、大きく貢献してきた。
今季ブンデスリーガでは21試合・0得点を記録。鎌田は25試合・2得点・4アシスト。フランクフルトは10勝5分15敗(49得点・55失点)で暫定11位。
次戦は6月10日(日本時間11日3:45)、DFBカップ準決勝で現在リーグ首位に立つ絶対王者バイエルン・ミュンヘンと対戦する。フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は12日間で4試合という過密日程を消化したことを受けて、この決戦前にオフを挟むことを示唆している。
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[文:サカノワ編集グループ]