【名古屋】不安が広がる感染経路「不明」。ランゲラックが新型コロナ陽性、金崎も分からぬまま

名古屋の金崎夢生(左)とランゲラック(右)。(C)SAKANOWA

誰よりも感染対策を徹底していた守護神が…。

 J1リーグの名古屋グランパスは6月7日、自主的にPCR検査を受けたオーストラリア代表GKランゲラックに新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。金崎夢生に続いてクラブから2人目の陽性結果に。クラスターが起きている可能性も想定されるが、練習で二人がいわゆる「濃厚接触」になった状況はなかったという。

 希望者を募った検査で、26人が実施。そのなかで唯一、ランゲラックが陽性だと判明した。ただし、これまで本人に倦怠感や熱など自覚症状はなく、異常も見られなかったという。

 そうしたなか、7日に行われた名古屋(運営する株式会社名古屋グランパスエイト)の小西工己社長によるオンラインシステムの記者会見では、8日にもまだ検査を受けていないすべての選手がPCR検査を受けると発表した。すでに金崎と濃厚接触だった19人は検査を受け、すべて陰性と診断されている。

 ランゲラックに関しては、感染経路が不明である。そして2日に感染が発覚した金崎についても、小西社長は「その後もヒアリングは続けていますが、申し訳ございません、確実に特定できる感染経路は特定できていません」と報告した。

 もしかすると、クラブ内でクラスターが起きているのではないか? そういった可能性も浮上してくる状況である。ただ、グループ練習はポジションごとに行われ、GKは人数も少ないこともあり特に距離を離れて、念には念を入れてのソーシャルディスタンスを保ったメニューを行っていたという。

 もちろん、ランゲラックはいわゆる「無症状」だった。むしろ、今後Jリーグが実施していく大規模なPCR検査でも起こり得るケースと言える。金崎を含め、練習への復帰と試合出場に向けて、Jリーグとしても全面的にサポートしたい。

 小西社長は最後に、「これから改めてクラブとして、しっかり省みます。ただ、選手たちのことはぜひ温かく見守り励ましてやっていただけますと、嬉しく思います。金崎、ランゲラックは今、新型コロナウイルスと戦っています。ぜひ皆さまの温かいご支援をいただけますと、彼らも一生懸命戦い、早期の回復・復帰につながると思います」と呼び掛けていた。

 金崎、ランゲラックとも7月4日の再開までに復帰は可能だろうか? もちろん、無理だけはさせられない。初めての複数選手の感染確認、しかもいずれも中心選手である。感染経路のある程度の特定は、Jリーグが今後シーズンを突き進んで行くためにも、重要なポイントとなってくる。

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[文:塚越始]

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