【浦和】サポーター約100人乱入。田口誠社長「先人が紡いできた歴史に泥を塗る行為。痛恨の極み」
記者会見を行った浦和の田口誠社長。(C)SAKANOWA
天皇杯・名古屋戦を受けて記者会見。
[天皇杯 4回戦] 名古屋 3-0 浦和/2023年8月2日19:00/CSアセット港サッカー場
浦和レッズは8月5日、2日に行われた天皇杯4回戦の名古屋グランパス戦で敗れたあと浦和サポーターの約100人がピッチに侵入したあと相手サポーター席に乱入して揉み合った問題でオンラインによる記者会見を行った。田口誠社長と須藤伸樹マーケティング本部長が出席。田口社長は冒頭「先人が紡いできた日本サッカーの歴史に泥を塗る愚行。絶対に感じさせてはいけない不安や恐怖を与えてしまったことは痛恨の極み」として、名古屋サポーターをはじめ、サッカー・スポーツ関係者に対し謝罪した。
田口社長は次のように謝罪した。
「今回の事案は、これまで先人が紡いできた日本サッカーの歴史に泥を塗る愚行であり、また夏休みに多くのお子様がスタンドに足を運んでいたなか、絶対に見せてはいけない姿でした。絶対に感じさせてはいけない不安や恐怖を与えてしまったことは痛恨の極みでございます。名古屋グランパスのサポーターの皆様をはじめとした、当日のご来場者様、ご迷惑をお掛けした関係各者の皆様、スポーツを愛する皆様へ心より謝罪を申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
クラブはこれまでピッチに侵入した77人を特定。31人に対し9試合、グループのリーダーに対し16試合の入場禁止処分を科した。また、制止するためなどにピッチに入った45人に対しては「厳重注意」を行った。経過報告では、約100人がピッチ上に乱入したと報告された。また、横断幕の損傷などに関しては和解があったという。
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この問題は、試合後、名古屋サイドからの指摘に激高した浦和サポーターの一部が、集団でスタンド内の緩衝帯を破壊してさらに突破。するとピッチにも侵入し、逆サイドの名古屋サポーターの応援するスタンドに乱入するなど暴徒化した。さらにメインスタンドまで押し寄せ、警察も出動。その様子が、SNSのツイッターなどで拡散された。