鎌田がドイツ代表キミッヒを翻弄、バイエルンを追い込む

フランクフルトの鎌田大地(2020年3月7日撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

フランクフルトはDFBカップ準決勝敗退。“2枚代え”からドリブル突破で鮮やかにかわし、ゴールにつなげる。

[DFBカップ 準決勝] バイエルン 2-1 フランクフルト/2020年6月10日/アリアンツ・アレーナ

 バイエルン・ミュンヘンがアイントラハト・フランクフルトに2-1の勝利を収め、DFBカップ決勝進出を決めた。フランクフルトの鎌田大地が途中出場からドブル突破とゴール前でのターンからシュートを放ち、そのこぼれ球からダ・コスタの一時同点となるゴールをもたらす活躍を見せた。リーグ戦で4試合連続フル出場中の長谷部誠は、ベンチ入りしたものの出場しなかった。

 平日開催の試合を挟みリーグ4試合連続で先発出場を続けていた鎌田は、ベンチスタートに。フランクフルトはリーグ戦では7連覇していて現在首位のバイエルンに常に劣勢を強いられたものの、粘り強く戦い0-1で終盤に突入する。

 迎えた65分、鎌田とダ・コスタが“2枚代え”でピッチに立つ。すると4分後の69分、最終ラインから中盤でパスを受けた鎌田がドイツ代表ヨシュア・キミッヒのプレスを鮮やかにかわし、ペナルティエリア手前まで持ち込み左サイドへ展開。そのクロスをゴール前で受けると、再びターンから相手をかわし、左足でシュートを放つ。

 これがDFに当たって、逆サイドにボールがこぼれると、ダ・コスタが豪快にシュートを突き刺して、1-1に追いついた。途中出場した二人がいきなりゴールに絡むというアディ・ヒュッター監督の采配が光った。

 しかし、その後、ブンデスリーガを代表する大エースのロベルト・レヴァンドフスキに決められて万事休す。副審は確認の意味合いを込めて旗を上げ、オフサイド判定ではなかったかどうかVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入したものの、最終的にゴールが認められた。

 ヒュッター監督は試合後に「前半のバイエルンは明らかに良かった。デュエルで劣勢を強いられ、プレスもかかりませんでした。しかし休憩を挟んだあとの後半は挽回し、このユニフォームに誇りを持ち、力強く勇猛果敢に戦ってくれました。ダニー(ダ・コスタ)のゴールは良かった。ただ、後半良かっただけに、2失点目が悔やまれ、心底ガッカリしています」と、終盤に勝機を見い出せただけに悔しさを露にしていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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