久保建英がバルセロナの若き名手とユニフォーム交換
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ラ・リーガ再開、マジョルカはホームで0-4の完敗。
[スペイン1部 28節] マジョルカ 0-4 バルセロナ/2020年6月13日(日本時間14日5:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
新型コロナウイルスの影響により中断していたスペインリーグ(ラ・リーガ)が3か月ぶりに無観客で再開し、日本代表MF久保建英の所属するRCDマジョルカはホームでFCバルセロナに0-4の完敗を喫した。久保はフル出場を果たし、決定的なシュートや惜しい直接フリーキックを放ったが、いずれもドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンに止められた。
試合開始早々の最初のプレーだった1分5秒、フレンキー・デ・ヨングのクロスにアルトゥーロ・ビダルがヘッドで合わせ、バルセロナが先制。スコアレスでできる限り試合を進めたかったマジョルカは出鼻を挫かれる形となった。
さらにバルサはリオネル・メッシからの2アシストで、マーティン・ブライトワイト、ジョルディ・アルバのゴールを追加。そして90+3分、左サイドのカットインからメッシが右足で、マジョルカ戦通算7ゴール目となるトドメの一撃を突き刺した。
勝点を獲得できれば17位のセルタ・デ・ビーゴと勝点で並べたマジョルカだが、日帰り遠征の強行軍でこの試合に臨んだ首位チームに、あらゆる局面で力の差を見せ付けられてしまった。
そして試合後、ドレッシングルームに向かうコンコースで待ち構えていたデ・ヨングと久保がユニホームを交換をする場面も。この日の先制点を完璧なクロスでアシストした世界的名手である23歳のオランダ代表は、今後のライバルにもなり得る19歳の久保と健闘をたたえ合った。
久保はリーグ4試合連続のスタメン出場で、通算25試合・3得点・3アシスト。マジョルカは7勝4分17敗(28得点・48失点)で18位、一方、バルセロナは19勝4分5敗(67得点・31失点)で首位をキープ。
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[文:サカノワ編集グループ]