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香川が久保に太鼓判「レアルでプレーできるレベルにある」

香川真司(左)と久保建英(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「適格なタイミングで、適格な判断を下せる」

 レアル・サラゴサの元日本代表MF香川真司が11月7日の『マルカ』紙で、スペインでプレーする日本人選手について語っている。そのなかでレアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍している久保建英について、「彼は非常に高いレベルにある。(来夏復帰する可能性がある)レアル・マドリードでも上手くプレーできる」と太鼓判を押した。

 香川は今シーズン、ドイツ1部のボルシア・ドルトムントからスペイン2部のサラゴサに完全移籍を果たした。昨シーズン末に期限付き移籍したトルコ1部のベシクタシュJKから年俸約2億円とも3億円とも言われる複数年契約の完全移籍での高額オファーが届くなか、以前から「プレーすることに憧れていた」と熱望してきたスペインの地で、しかも2部リーグでのプレーを選択した。

 すると、まるで香川が人を惹きつけるかのように、岡崎慎司がレスター・シティFCからSDウエスカ、そして久保がFC東京からレアル・マドリードを経てマジョルカへと新天地を求めた。さらに乾貴士がSDエイバルに復帰、柴崎岳がヘタフェCFからデポルティーボ・ラコルーニャに移籍し、エストレマドゥーラUDのGK山口瑠伊と合わせ、スペインの1部と2部リーグに日本人6選手が集結することになった。

 そうしたなか、香川は記事の中で、日本代表でも共に活動している久保について、次のように語っている。

「彼は非常に高いレベルにあります。それに彼はバルセロナのカンテラ(下部組織)に長い間いたこともあり、スペイン語を話すことができることも助けになっていると思います。彼はレアル・マドリードでも、上手くプレーできるはずです」

 日本代表の10番を背負ってきた男は、現在レンタル移籍中である18歳の久保が復帰すれば、レアル・マドリードでも十分通用するはずだと”太鼓判”を押している。

「素質に恵まれている彼は左利きで、インテリジェンスなプレーを見せます。彼は適格なタイミングで、適格な判断を下すことができます」

 そのように語る香川自身も、久保のこれからの活躍を楽しみにしているようでもある。そしてサラゴサが昇格を果たし、来季1部リーグでの二人の対決が実現するか――。

 今週末、香川のサラゴサ(5位)は11月10日にUDアルメニア(2位)と、久保のマジョルカ(17位)はビジャ・レアル(8位)と対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]