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「レアル・マドリードのマスターピース」久保建英フィーバーに英紙も注目

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「”Take” a bow」。遠征最後のアトレティコ戦、出場機会はあるか? 

[ICC]  レアル・マドリード – アトレティコ・マドリード/2019年7月26日(日本時間27日9:06)/メットライフ・スタジアム(アメリカ・ニュージャージー州)

 カナダ・アメリカ遠征に参戦中のレアル・マドリードは日本時間7月27日、「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ」(ICC)最終戦で同じスペイン1部、ラ・リーガのアトレティコ・マドリードと対戦する。

 日本代表の18歳、久保建英は後半45分間プレーしたバイエルン・ミュンヘン戦以来となるチャンスはあるのか? ジネディーヌ・ジダン監督は試合前の記者会見で、「それぞれに時間を与えたい」と語っていたが、カスティージャから抜擢されている久保もその”一人”なのか――試合内容とともに注目の米国初開催の「ダービー」となる。

 そんななか、イギリスの大衆紙『サン』はバイエルン戦後、多くのスペイン紙が久保の活躍ぶりを大々的に取り上げたことに驚き、「試合には敗れたものの、スペインのメディアは久保建英を『マドリードの傑作(マスターピース)だ』と絶賛した」と、レポートを引用しながら”Takefusa KUBO”のフィーバーぶりを伝えていた。

「彼の最高なところは、態度も去ることながら、何よりその左足だ。彼のボールコントロールは壮観であり、プレービジョンは際立っていた」

「62分のヴィニスウスへのパスは観客を魅了した。彼はギャンブラーであり、これからプレーする予定のセグンダB(実質3部)では小さな池にいると感じてしまうのではないか」

「久保はマドリードの傑作(マスターピース)になる可能性がある。彼はクボ、またはタケと呼んでほしいというが、実に華麗である」

『マルカ』『アス』の主要紙をはじめとする、スペイン各紙の久保にまつわる表現をそのように引用。18歳の日本人アタッカーへの期待の大きさを、イングランドでもレポートした。

 一方、久保が試合後に「注目を集めることはあまり好きではありません。できるだけピッチについて考えていたいです。負けることは何より嫌ですが、レアル・マドリードでデビューできたことを嬉しく思います。ただ負けてしまったので、残念に思っています」といったコメントも紹介している。

 記事のタイトルは「”Take” a bow」と、劇場での喝采にお辞儀をして応えるという慣用句。これから久保が、さらに多くの人を魅了できるか。

 まずはアメリカ遠征の最終第3戦、アトレティコ・マドリー戦でチャンスが訪れれば……、そのパフォーマンスが再び注目を集まりそうだ。日本時間の27日午前9時6分に試合開始。DAZNで視聴可能だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

Title:British newspaper pays attention to “Real Madrid’s masterpiece”Takefusa KUBO.

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