【Jリーグ】今季のVAR導入見送り…来季未定。夏の移籍期間も変更
今季開幕の湘南対浦和戦でオンフィールドレビュー(OFR)にてチェックする佐藤隆治主審。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
奈良クラブが「百年構想クラブ」の資格を再認定。
Jリーグは6月23日の理事会で、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)について、新型コロナウイルスによるシーズン中断明けからの導入を見送ると発表した。村井満チェアマンは理事会後のオンラインによる記者会見で、「JFAの審判委員とも話し合ってきました。(リーグ再開後は)原点に立ち返り、選手、審判、お互いがリスペクトする気持ちが大切になると思います」と語った。
Jリーグは、例年よりも短期間で試合が開催されることを受け、1試合あたりに派遣できる審判員の人数を考慮した結果、VARの継続が困難なことから導入を見送ることとした。来シーズン以降の実施については未定。
2020シーズンのVAR 導入見送りとなる試合は、J1リーグ、ルヴァンカップのプライムステージ。
また、夏の移籍期間(第2登録期間)が、「2020年7月17日から8月14日」から「2020年7月31日(金)から8月28日(金)」に変更された。
追加登録期限は、J1・J2・J3リーグが「9月18日」が「11月6日」、ルヴァンカップが10月2日のままで「変更なし」。
◆参考◆
登録期間(ウインドー)について 日本サッカー協会は、国際サッカー連盟(FIFA)の規則に基づき、登録期間(ウインドー)を定めている。FIFAは、各国協会に対し、年2回の登録期間(ウインドー)を設けることを義務づけており、第1登録期間(ウインドー)は、 シーズンとシーズンの間に最大12週間、第2登録期間(ウインドー)はシーズン中に最大4週間の期間と定められている。 FIFAおよび日本サッカー協会の規則に基づき、Jリーグおよび、JFLのクラブへの選手の登録(移籍)は、一部の例外を除き、 原則として登録期間(ウインドー)の期間中においてのみ可能となる。
▼奈良クラブが「百年構想クラブ」の資格を再認定
またJリーグは、Jリーグ百年構想クラブ規程およびJリーグ規約に反する行為により、2020 年1月30日のJリーグ理事会で、「Jリーグ百年構想クラブ」の資格を解除条件付き失格していた奈良クラブに関し、失格を解除し、J リーグ百年構想クラブとして再認定すると発表した。これでJリーグ昇格のための「資格」が復活した。
関連記事:【ブラジル発】ジョーとコリンチャンスの契約“問題なし”。争点は「彼と名古屋の議論」
[文:サカノワ編集グループ]