【浦和】興梠慎三が語る不変のこだわりと“真のエース”「こうした状況で二桁決めることが――」

オンラインでの取材に応じた興梠慎三。(C)SAKANOWA

7月4日リーグ再開へ。勝利のみならず「自分は内容のほうを見てしまう」。

 J1リーグ浦和レッズのFW興梠慎三が6月30日にオンラインでの取材に応じ、今週末に迫るリーグ再開に向けた抱負を語った。J1前人未踏の8年連続二桁ゴールを決めているFWは、「もちろん試合に出るからには点が求められ、常に狙っていきたい。まずチームが勝つことが大前提なので、その中で決められたら嬉しい」と語った。

 7月4日(19:00)の埼玉スタジアムでの再開初戦は、横浜F・マリノスとの無観客によるリモートマッチになる。興梠は画面越しの声援を力に変えるという。

「(埼スタで)もちろんファンとサポーターがいない中でプレーするやりづらさはありますし、サポーターの後押しも自分にとっては大きく、それがないのは寂しいです。ただ画面越しに必ずみんなが応援してくれていると思いますし、(再開初戦は)自分が思うようなプレーはできないかもしれないけれど、100パーセントのプレーをする姿を見せることで、少しの人にでも勇気を与えられるのではないかと思っています」

 ようやく迎えたリスタート。しかし、興梠はこれまで一貫してきたスタンスを大切にしたいとも強調した。

「(再開を楽しみにしている?)もちろんサッカーは勝負事なので、勝たなければ楽しくない。ただ、内容が悪くて勝つのか、良くて勝つのかでだいぶ異なります。自分は内容のほうを見てしまう。内容が良ければ楽しいと思えるし、それは例え負けたとしても。楽しいかどうかというよりも、内容にこだわっていきたいです」

 チームのクオリティにこだわる。そのうえで勝負に挑む。内容を熟成させるなかで、時に勝利にこだわることもある。そのようにして興梠はゴールを積み重ねてきた。

 今季開幕の湘南ベルマーレ戦で得点し、J1通算ゴールも歴代6位の「148」。150ゴール達成まで、あと2ゴールだ。

「ハードなスケジュールになるので、多分、全試合に出ることができないと思います。(連戦になるため)出場試合数は昨シーズンに比べると減るのかなと個人的に思っています。こうした状況でも二桁ゴールを決めるのが、真のエース。それは取れたらいいなと思って、頑張ります」

 中断期間には、飲食店の方たちの力になれればと考えデリバリーやテイクアウトの食事をたくさん注文して「ぷくぷく太った」そうだが、決定したリーグ再開日に照準を当てて体を絞り、コンディションも万全に整えてきた。

 浦和での8年目、プロ通算16年目、興梠の2020年の挑戦が再び始まる。

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[取材・文:塚越始]

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