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久保が2アシスト、全5ゴールに絡む圧巻の活躍。マジョルカがセルタに快勝

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

残留圏17位のセルタに5-1、勝点5差に縮める。

[スペイン1部 33節] マジョルカ 5-1 セルタ/2020年6月30日(日本時間7月1日)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ

 RCDマジョルカが、セルタ・デ・ビーゴに5-1の勝利を収めた。日本代表MF久保建英は新型コロナウイルスによる中断明け6試合、通算すると9試合連続でのリーグ戦スタメン出場を果たし、2アシストなど全ゴールに絡む圧巻の活躍を見せた。

 1部残留圏17位のセルタと2部降格圏18位のマジョルカが対戦。両チームの勝点差は残り6試合で「8」。マジョルカは奇跡の残留を果たすためには、この試合での勝利が必須と言える状況だった。

 立ち上がりは主導権を握られたマジョルカだが、13分、右サイドで久保がボールをためた攻撃から、最後はペナルティエリア内でパスを受けたクチョ・エルナンデスが倒される。足がかかっているかどうか微妙な判定ではあったが、約6分間のVARによる中断を経て、OFRの末にPKを獲得。これをアンディ・ブディミルが決めて、ホームチームが先制する。

 このあと、マジョルカはさらに効果的な攻撃を展開。27分、今度は左サイドで持ち上がった久保が中央のクチョにパス。その流れでクチョがシュートを突き刺し2点目が決まる。

 さらに40分、右サイドでパスを受けた久保が、中央に駆け込んだ右SBのポゾにつなぐ。ポゾは豪快に左足で流し込み、リードを3点に広げた。

 後半、1点を返されたものの、52分、久保のパスが起点となり、サルバ・セビージャを経て、最後はブディミルがこの日2点目を奪う。

 60分、今度は右サイドで久保が相手を引き付けて中央にパスを放つ。そしてサルバ・セビージャがミドルレンジから突き刺して、試合を決定づける5点目をもたらした。

 マジョルカはリーグ再開後、初勝利(1勝1分4敗)。今季リーグ8勝5分20敗の勝点29。セルタとの差を「5」に縮めた。

 久保はチームの中心選手としての存在感を放った。リーグ戦の成績は、30試合・3得点・5アシスト。

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[文:サカノワ編集グループ]

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