【川崎3×1柏】鬼木達、ネルシーニョ両監督の分析は?「アクシデントはあったが積極的な姿勢を示してくれた」

川崎の鬼木達監督(2019年6月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

柏のハーフタイム“3枚代え”の理由、「相手にそこを使われ、やられているシーンが目立っていた」。

[J1 4節] 川崎 3-1 柏/2020年7月11日19:00/等々力陸上競技場

  川崎フロンターレが3-1で柏レイソルに勝利を収め、新型コロナウイルスの影響による中断明け、ミッドウィークを挟み3連戦を飾り、通算3勝1分で暫定首位に浮上した。

 好調な川崎はこの日もピッチを広く活用しながらパスを回し、スペースができるとドリブルも交えて縦に変化を付けて切り崩していく。両チームともに前節から中2日という厳しい日程のなか、拍手による後押しを受けるホームチームは次第に球際でも強さを発揮。家長が40分に「当てるだけでした」というヘッド、2分後に「股を狙ったわけではなかったのでラッキーでした」という右足で、瞬く間に2ゴールを決める。

 後半に入ると、セットプレーからレアンドロ・ダミアンが文句なしのヘッドで3点目。その後、柏の呉屋大翔に2試合連続となるゴールを決められたものの、交代選手を投入しながら3-1で逃げ切った。

 鬼木監督はまず観客を迎え入れての再開を迎えられたことに感謝を述べ、次のように試合を振り返った。

「立ち上がりから多少のアクシデントはありましたが、積極的な姿勢を示してくれました。前半得点を取れたことが、この結果になったと思います。とにかく『得点』を今季大事にしています。そこのところで、結果を出してくれたことは評価できます。ただ、これに満足せず、失点シーンなどで、荒っぽさのようなものをもっともっと持ってるようにして、次の試合まで詰めていきたいと思います」

 そのうえで3連勝について、選手の健闘ぶりを評価した。

「難しい再開でしたが、お客さんの前でプレーする時にまた新たなパワーを選手たちが見せてくれたことに満足しています。まず3連勝を掲げてやってきたので、この7月は全て勝ち、8月につなげていければと思います」

 前節からはスタメン3人を入れ替えた。その狙いと意図については、「コンディションもありますが、ポジションで争っている選手、中でも出番がなくても好調をキープしている選手がいて、思い切って使う決断ができます。どんな状況でも、スタメンでも、サブスタートでもモチベーションを落とさずやってくれているので、そこは今後もしっかり見極めていきたいと思います」と、多くの選手が“好調”であることにも頷いていた。

 一方、敗れた柏のネルシーニョ監督は次のように振り返った。

「序盤相手に対し、守備のポジショニングはそれほど悪くなかったです。しかし、攻撃力の高い川崎だけありボールを奪ったあと、効率的なカウンターに出ていく、そのオプションがありませんでした。そうするうちにペースを握られ、セットプレーとカウンターから失点を喫してしまいました」

 そのように狙っていたようにハマらず、ポジションによっては後手を踏み続けてしまったという。そこで挽回できず、結果、失点につながってしまった。そこで後半、テコ入れを図った。

「(後半開始からの)3人交代は戦術面よりも技術的なところで、相手にそこを使われ、やられているシーンが目立っていたからです。後半布陣は変えず、人を代えて巻き返しを図りました。ポゼッション面で後半に入り、良くなったと思います。選手たちは、勇気を持って最後まで戦ってくれたと思います」

 後半は1-1。立て直しは図れただけに、前半の終盤に立て続けに奪われた2失点が悔やまれるところだった。

 多くのチームが再開後に試行錯誤をするなか、川崎は堂々とした戦いぶりで3連勝。4-3-3の新布陣が試合ごとに浸透し、巧さに加え、力強さも見せつけている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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