“世界一の兼任監督”ビーチ日本代表、茂怜羅オズ監督が就任会見「夢の中にいるよう。絶対にW杯優勝し、みんなを喜ばせたい」

ビーチサッカー日本代表の監督に就任し、記者会見を行った茂怜羅オズ氏。(C)SAKANOWA

昨年のW杯でMVP受賞、選手としてプレーしながらラモスの後継者に。

 ビーチサッカー日本代表の茂怜羅オズ(東京ヴェルディBS)新監督が7月21日、オンラインによる就任記者記者会見を行った。今後はクラブと同様に日本代表でも選手兼任で活動していく。昨年のラモス瑠偉前監督率いるパラグアイ・ビーチサッカー・ワールドカップ(W杯)でMVPに選ばれた“世界一の兼任監督”は、「13年前に来日した時には想像もしていなかったことばかり。夢の中にいるように思うこともあります。支えてくれた皆さんに恩返しできるように、絶対にW杯で優勝して、みんなを喜ばせたいです」と抱負を語った。

 今後は田畑輝樹コーチとともに日本代表をマネジメントしていく。日本サッカー協会(JFA)の北澤委員長は「(茂怜羅監督は)すでにピッチ上の監督でした。言葉だけでなく、プレーでも実行できる。オズのメンタルの強さと他の選手の差が感じられ、そこを監督としてアプローチしてもらいながら引き上げてもらいたい。世界的なプレーヤーでもあり、大場(崇晃=レーヴェ横浜)をはじめ育ててほしいと思いました」と語った。

「ビーチのワールドカップは2年ごとの開催で、世代交代がなかなか進まずにいました。もちろんそれによるいい面もあります。今後はW杯に出場していく強化を図りながら、アスリートを見出し、世代交代を図っていきます。茂怜羅監督には、選手をやりながら現場で最先端のトレンドを感じ、それを指導にも生かせていけます。(兼任による)メリットは多いと感じています」(北澤委員長)

 茂怜羅監督は次のように抱負を語った。

「夢の中にいるのではないかと思うことがあります。日本に来て13年目、日本代表に入り、キャプテンをやらせてもらえて、こうして兼任監督にも就任させてもらえて。想像できなかったことばかりです。これまで支えてくれたいろいろな方たちに、恩返しをしていきたいです。昨年はW杯アジア予選で優勝できました。次は引退するまで……それはまだまだ先ですが、絶対にW杯で優勝して、みんなを喜ばせたいです」

“日本代表監督”の立場として、次のように抱負を語った。

前回はいい結果を残せたので、来年のロシアW杯では(前回W杯3位決定戦で敗れており)メダルを獲りたいという気持ちが強いです。ラモスさんが作ってくれたチームのベースには日本の良さがしっかり植え付けられていて、体力や技術は海外のチームに負けていません。メンタルの部分でもっと強く持てるようにしていきたい。そうしたトレーニングメニューから自信を持てるように意識していければ、もっといい結果を残せると思います」

 リオデジャネイロで生まれ、6歳から「歩いて5分」の砂浜でビーチサッカーをしてきたという。「砂浜だと倒れても痛くないので、アクロバットな大技がいろいろできる」と魅かれていった。そして来日後のラモス氏との出会いによって、日本での新たなるキャリアを切り開いていった。世界ではプロリーグとともに、ビーチサッカーのピッチも増えているそうで、日本でのビーチサッカーの普及にも力を入れていく。

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[取材・文:塚越始]

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