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日本サッカー協会、「第4種(U-12)」の登録を無料化。指導者養成も推進へ

JFAハウス。(C)SAKANOWA

4種年代のチームの中で多くの未登録の選手が存在している実情が明らかに。

 日本サッカー協会(JFA)は2月10日、2022年からのチームに所属するサッカーおよびフットサル選手のJFA登録を無料化すると発表した。2月14日6時から開始する登録申請から適用され、これまで700円だった第4種年代のサッカー選手のJFA登録料と、同じく500円だった第4種フットサル選手のJFA登録料は無料となる。

 JFAは「JFA2005年宣言」に掲げる「JFAの約束2050」の中で、「サッカーファミリーが1 000万人になる」ことを明記している。その約束を果たすための具体的な施策として、現在、登録者やサッカーファミリー一人ひとりとのつながりを創出し、フットボールの魅力を感じてもらう取り組みとしての「登録制度改革」と「メンバーシップ制度の導入」を柱に据えて改革を進めている。

 第4種年代の選手のJFA登録の無料化はその改革の第一歩。子どもたちに門戸を広げてサッカー/フットサルの普及・振興を図るとともに、子どもたちがサッカー/フットサルに親しむなか、心身の健康と豊かな人間性・社会性を身につけてもらうことを目的に導入する。

 登録改革の検討を進めるなか、4種年代のチームの中で多くの未登録の選手が存在する実情が明らかになった。JFAや都道府県サッカー協会(47FA)の「登録料」は本来、大会に出場するための参加費ではなく、フットボールの普及活動や選手育成、指導者・審判員の養成、施設整備、フェアプレーやリスペクトの啓発など様々な活動に生かされている。

 その視点を重視したJFAは、第4種の登録を促進する一方、子どもたちが年齢や成長に合った指導が受けられるよう、キッズリーダー、D級コーチ、A級コーチU-12などの指導者養成を推し進めるとともに、キッズフェスティバルやスモールサイドゲームの推進、校庭の芝生化、JFAセーフガーディングポリシーの周知徹底を図るなど、子どもたちが安全に、安心して、サッカー/フットサルに打ち込める環境を広げていくという。

 JFAはメンバーシップのあり方についての認識を広め、サッカーファミリー一人ひとりとつながるIT基盤システムを構築し、有益な情報やサービスを提供してサッカーファミリーの充実したサッカーライフをサポートしていく考えだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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