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【磐田】股抜きキラーパスの大森晃太郎「エサを撒いていた」。中野誠也弾をアシスト!

オンラインによる取材に応じた磐田の大森晃太郎。(C)SAKANOWA 協力:ジュビロ磐田

「アイツの特長は掴めていたことが大きかった」。今週末は徳島戦!

[J2 6節] 磐田 2-0 北九州 / 2020年7月20日/ヤマハスタジアム

 ジュビロ磐田のMF大森晃太郎がギラヴァンツ北九州戦、今季3度目の先発出場を果たし、今年最長となる77分までプレー。61分には相手DFの股を抜くキラーパスから、中野誠也のゴールをアシストした。磐田はホームでこれまで3勝1分と負けなし。大森とともに磐田が調子を上げてきた。

「90分通して最後に勝てればという気持ちでできていました。(アシストの場面について)誠也がいい体の向きをしていたので、そこにパスを出せたのは良かったと思います。サイドに広がっている時になかなかパスが入ってこなかったので、もう少しボールに触りたいなと思って、中に入ってのプレーもしていました。(今季最長のプレー時間)コンスタントにスタメンで出られるように、(先発で出られずにいた)悔しい気持ちをゲームの中で出していければと思います」

 中野の一瞬の動き出すに合わせ、鋭い縦パスをつけた。大森は「けっこう誠也とは練習の中でも一緒にやっていたので、アイツの特長は掴めていたことが大きかったです」とうなずいた。

 また「90分トータルで勝つことを考えていた」という言葉には、こんな舞台裏も隠されていた。磐田のナンバー8は語る。

「前半、僕自身は『(北九州が)前から来ているな』という印象を受けていて、(どこかのタイミングで)相手の背後を突いていければと考えていました。相手との駆け引きをするなかでポジション取りをイメージして、後半に備え、エサを撒いていった感じでした。(してやったり?)90分通して自分たちの戦いができました。2-0というスコアからも、きっちり試合を運べていたと思います」

 焦れずに“その時”が来るのを待っていた。そこで相手を釣り出した一瞬の隙を見逃さず、キラーパスを通すことに成功――。大森の狡猾さと賢さであり、何より勝負強さが発揮された場面だった。

 磐田は25日(19時開始)に再びホームで、昨季昇格プレーオフ決勝まで進んだ徳島ヴォルティスと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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