【磐田】逆転弾の山本康裕は意識の面での“モデルチェンジ”奏功「良い守備から良い攻撃というのはこういうことだと」。北九州から4ゴール、J2首位キープ
オンラインの取材に応じた磐田の山本康裕。協力:ジュビロ磐田
「チームみんなで取ったゴールでした」
[J2 33節] 磐田 4-1 北九州/2021年10月9日15:03/ヤマハスタジアム
J2リーグ33節、ジュビロ磐田が4-1でギラヴァンツ北九州に逆転勝利を収めて首位をキープした。
前半の16分に逆転ゴールを奪った山本康裕は、「あまりよく覚えていないのですが……」と無我夢中で決めた一撃だと振り返り、「(鈴木)雄斗にボールが入り、そこでいいサポートができればと思いました。ゴールできて良かったです」と喜んだ。
遠藤保仁の精密なミドルキックをゴールラインぎりぎりで鈴木がマイナスへ落として、ルキアンがシュート! それがDFにブロックされてこぼれたボールを、背後から駆け込んでいた山本が鮮やかに決めた。
「結果的に決められて良かったですが、チームみんなで取ったゴールだと思います」
自身のゴールよりも、31歳のボランチはチームの総合力で勝利を手繰り寄せれたことに頷く。
「スカウティングでボールを奪ったあとサイドを突いていこうと話をしていて、90分間を通してそこができて、良い守備から良い攻撃というのはこういうことだと改めて思いました」
山本自身も意識の面で少し“モデルチェンジ”をして臨んだという。
「個人的に前節の町田戦で守備が上手くいかず、今日の戦い方は全然(町田戦と)違いましたが、守備のところをちょっと自分の頭のなかで見直して臨みました。残り試合、J1昇格を目指して戦うところで自分の守備が必要になってくると感じています。一つずつ自分のプレーを見直し、守備に少し重きを置いた感じでした」
3シーズンぶりのJ1昇格へ。山本が中盤を支え、そしてチャンスでは前へ向かい――磐田を勝利へと導く。
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[文:サカノワ編集グループ]