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名古屋が緊急記者会見。明日の広島戦は「出場可能な選手で準備」

オンラインでの緊急の記者会見を行った名古屋の清水克洋専務。

宮原和也が新型コロナウイルスで陽性反応。25日に実施したPCR検査の結果を受けて選手は移動。

 J1リーグの名古屋グランパスは7月25日、DF宮原和也に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことを受けて、 清水克洋専務取締役、大森征之スポーツダイレクターが緊急の記者会見を行った。26日に予定されているアウェーでのサンフレッチェ広島戦には、25日に全選手・スタッフを対象に実施したPCR検査の結果を受けて、Jリーグのガイドラインに従い出場可能な選手で臨むと報告した。

 25日中に全選手対象に行ったPCR検査の結果は出る予定。また、Jリーグが7月10日~12日、16日~19日に実施したPCR定期検査では、宮原は「陰性」だった。

 清水専務は記者会見で、今後の対応などについて次のように説明した。

「行動履歴はすべて保健所に報告していますが、感染経路は判明していません。明日の広島戦について、グランパスとしては、本日(25日)のPCR検査の結果を受けて、『陰性』が確定した時点で移動を開始します。Jリーグのプロトコルに従い、出場可能な選手で準備をすることになります」

 名古屋と22日にアウェー遠征で対戦した大分トリニータ(宮原自身はベンチ入りしたものの出場せず)に定義上の「濃厚接触者」はないという。また、Jリーグが実施したPCR検査の「検体不足」として継続検査となった129件の中に、宮原は含まれていなかったそうだ。

 万が一、25日に実施したPCR検査で選手に陽性反応が出た場合の対応について、清水専務は次のように説明した。

「保健所からは(宮原と)濃厚接触者がいないという報告を受けていますので、まずトップチームで準備し、万が一、人数が足りない場合になれば、トップチームに限らず想定していくことも必要になっていくと思います」

 もしもトップチームの選手に新たな罹患者が出た場合、名古屋ユースの選手などが加わる可能性もある。

 名古屋では、金崎夢生、ランゲラックに次いで3人目の選手の同ウイルス罹患となった。

 クラブが公表した宮原の経過と症状は次の通り。

◎7月19日(日)
チームトレーニング参加(体温 36.5℃)

◎7月20日(月)
チームトレーニング参加(体温36.4℃)

◎7月21日(火)
チームトレーニング参加(体温 36.9℃)
名古屋から大分へ移動
※新幹線→貸切バス

◎7月22日(水)
J1・6節 大分トリニータ戦(体温 36.7℃)
19:30kick off
@昭和電工ドーム大分

◎7月23日(木)
大分から名古屋へ移動(体温 36.2℃)
※新幹線→貸切バス
チームトレーニング参加

◎7月24日(金)
朝、発熱および頭痛(体温 38.0℃)
PCR検査実施→陽性判定

関連記事:【名古屋】宮原和也が新型コロナウイルス陽性。急きょ全選手・スタッフ60人にPCR検査実施

[文:サカノワ編集グループ]

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