新潟の超新星「10番」本間至恩が衝撃ロケット弾「『空いた』と切れ込みゴールが見えた」

オンラインでの取材に応じた新潟の本間至恩。(C)SAKANOWA 協力:アルビレックス新潟

新潟県生まれ、下部組織出身の19歳、「100パーセントで行くだけ」。今日はアウェーで東京V戦。

[J2 8節] 東京V- 新潟/2020年7月29日19:00/味の素スタジアム

 アルビレックス新潟の「10番」をつける19歳MF本間至恩が7月25日のJ2リーグ7節の水戸ホーリーホック戦、目の覚めるような衝撃のロケット弾を突き刺して、チームに1-0の勝利をもたらした。新潟県生まれで下部組織出身の生え抜き。2種登録を経てプロ2年目のミッドフィルダーがその能力の高さを見せつけた。29日はアウェーで東京ヴェルディと対戦する。

 新潟に本間至恩あり――。そう改めて印象付ける圧巻の活躍ぶりだった。

 57分にはショートコーナーのリターンパスを受けると、左サイドからゴールライン上をすり抜けて相手を翻弄するドリブル突破から決定機を演出。そして71分、ゴール正面約25メートル付近、中央から持ち込みマークが一瞬緩んだところを見逃さず、思い切って右足を振り抜く。

 すると164センチの小さな体から放たれたシュートは、弾丸からロケットと化して凄まじく火を噴くようにゴールネットを豪快に揺らした。

 結果、これが決勝点となってホームの新潟が2引き分けを挟んで3試合ぶりの勝利を収めた。「右足だけは振らせてはいけなかった」と、水戸の秋葉忠宏監督もそのワンプレーだけを悔やんだが、勝負を決するのにふさわしい殊勲の一撃だった。

 試合後にオンラインによる取材に応じた本間は、冷静にゴールシーンを振り返った。

「左サイドで(早川)史哉くんがボールを要求して、前には(渡邉)新太くんがいて、相手はそこ(水戸ゴールに向かってやや左寄りに渡邉へのパスコース)を消そうとしたので、『中が空いた』と切れ込み、遠かったけれどもゴールが見えたので、思い切り蹴りにいきました」

 そのように複数のプレーの選択肢があったからこそ“開いた”ゴールへの道筋だったと明かす。今季2度目の先発出場で、最長となる77分間プレー。今季2点目は、会心の決勝ゴールとなった。

「5枚交代枠があり、攻撃の選手でもあるので、最初から思い切って仕掛けていき足がつったら他の選手が代わりにやってくれると思い、最初から100パーセントの力で臨みました。相手にもスペースをカバーされていて、守備の部分で少し貢献できたのではないかと感じています。高い位置からプレッシャーをかけて何度かマイボールにできて、チーム全体でもコンパクトに戦えて、あまりピンチを作られたイメージもなく、良かったのではないかなと思います」

 ピッチに立った瞬間からフルスロットルで挑む。そのスタンスを貫いているという。29日の東京V戦に向けては、「いい選手が揃っていて、誰が出ても変わらないサッカーができています。チーム全体戦っていきたい」と意欲を示した。

 新潟の超新星が、真夏の夜のビッグスワンで鮮やかな閃光を放った。ゴールを決めた本間は両拳を突き上げて咆哮し、一目散にゴール裏へと駆け寄って行った。スタジアムに訪れた3861人は、伝説の始まりを目撃したのかもしれない。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Albirex Niigata’s Shion Honda scored a rocketing shot.

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