【移籍情報】ハビ・マルティネスがJリーグに来る?バイエルンの要、スペイン代表ではW杯優勝
バイエルンのハビ・マルティネス。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
バイエルンの8連覇すべてに貢献。
スペインメディアの『マルカ』はこのほど、スペイン代表の2010年南アフリカ・ワールドカップ優勝メンバーであるドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘン所属のMFハビ・マルティネスが新天地候補として日本を挙げていると報じた。
ハビ・マルティネスは1988年9月2日生まれ、スペイン出身の31歳。192センチ・86キロという恵まれたフィジカルに加え、高い技術や広い視野も生かし、ボランチやセンターバックとして活躍、守備から攻撃への起点役を担ってきた。2012年のロンドンオリンピックで、日本代表が撃破したスペイン代表のキャプテンだったことでも知られる。
2010年のW杯、2012年のユーロでのスペイン代表優勝メンバーの一員で、12年にアスレティック・ビルバオからバイエルン・ミュンヘンに移籍。その後、チームの守備の要として、前人未到のリーグ8連覇すべてに貢献してきた。
今回の記事では、「バイエルンはハビ・マルティネスをフリーで手離したくない」と題し、ドイツ王者は2021年6月に契約満了を迎える「8番」を違約金(移籍金)ゼロで退団させる気は毛頭ないと主張していると伝える。
当時では珍しかったスペインからドイツへの一流選手の移籍。バイエルンはブンデスリーガ史上最高額の移籍金4000万ユーロ(約50億円)を支払い、アスレティック・ビルバオから獲得した。結果的にその補強は大成功となったが、最近はそのスペインの古巣への復帰の噂もちらほら出ていた。
そこでバイエルンは来季の契約満了によるフリートランスファーにはさせたくない考えを示し、違約金が発生するこのオフの放出もあり得ることを示唆しているのだ。
選手サイドとクラブ、両者の駆け引きもあるだろう。そうしたなか「このミッドフィルダーはまた、アメリカ、日本、オーストラリアなどでプレーしたいことを、様々なところで仄めかしている」というのだ。
もしも日本行きがあり得るならば、やはりW杯とユーロの優勝メンバーであるヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタのつながりになるのか。あるいはもともと日本への強い関心があるのか?
トランジションのスペシャリストとして、むしろキャリアの最盛期を迎えると言えるハビ・マルティネスが日本に来ることになれば、明るい話題となりそうだが――。
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[文:サカノワ編集グループ]