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【浦和】広島戦、興梠慎三が復帰か。大槻毅監督が挙げた高めるべき点「メンタルのコントロール、試合展開に応じた適応のところ」

浦和の大槻毅監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

名古屋戦の大敗から1週間、「強い意志を見せたい」。

[J1 10節] 浦和 – 広島/2020年8月15日19:00/埼玉スタジアム 

 J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が8月14日にオンラインによる記者会見を行い、翌日のサンフレッチェ広島戦に向けて「強い意志を見せたい」と抱負を語った。これまで暫定7位の浦和が4勝2分3敗の勝点14、同8位の広島が4勝1分3敗(1試合消化が少ない)の勝点13と1ポイント差だ。

 最近5試合の浦和は、1勝1分3敗と開幕と再開後の勢いが感じらず、直近の名古屋グランパス戦は6失点の大敗(●2-6)を喫している。それだけに指揮官は「名古屋戦が終わってから、広島戦に向けてフォーカスを当ててきました。次の試合が常に一番大事な試合だと思っています。特にここで、リバウンドメンタリティではないですけれど、強い意志を見せたいと思っています」と、改めて強い決意を示す。

 また、より高めていきたい部分として、大槻監督は次の点を挙げていた。

「点の運びのところであったり、メンタルのコントロールのところ。試合展開に応じた適応のところは、少し高める必要があると思っています」

 そうしたなか、負傷していた興梠慎三、さらにマルティノスについて、「ゲーム形式の練習には戻っています」と説明があった。

 一方、今週はサガン鳥栖で新型コロナウイルスの集団感染、いわゆるクラスターが発生。Jリーグ内に衝撃と動揺が走った。浦和のクラブ内でも、改めて対策についての確認作業も行われたという。

「鳥栖の件に関しては、Jリーグで一緒に戦っている私たち一員として非常に心配しています。クラブとはいろいろな話をしていますが、これまでやってきたことを見直すこと、今回によってプロトコルも変わってくるのかどうかなど話し合っています。これまで取り組んできたことも見直し、不備はないと思ってやっていても、そこに隙がないのか正直分かりません。クラブ全体で準備し、予防に取り組もうと話をしています」

 そのように大槻監督は客観的な視点からの態勢の精査の必要性についても語っていた。

 浦和のファンとサポーターに明るいニュースを提供したい。8月の初勝利、ホームでの約1か月ぶりの勝点3獲得へ――。浦和が広島を迎え撃つ。

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[取材・文:塚越始]

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