【鹿島】引退マッチ内田篤人は16分に緊急出場、劇的同点弾の起点に。イエローカードも貰う

鹿島の内田篤人(2020年1月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

広瀬陸斗が負傷…。キャプテンマークをつける。

[J1 12節] 鹿島 1-1 G大阪/2020年8月23日/カシマサッカースタジアム

 現役引退を発表してホームラストゲームを迎えた鹿島アントラーズのDF内田篤人がG大阪戦の16分、負傷した広瀬陸斗と代わってスクランブルで途中出場。後半アディショナルタイム、右サイドからのクロスで起点になり、最後はその折り返しを犬飼智也がヘディングでゴールを決めて、1-1に追いついた。

 試合前の記者会見で鹿島のザーゴ監督は内田の起用について、「何らかの形で試合に参加することはあるだろうと思います。こうして結果を残してきた選手は、最後もしっかり結果を残して辞めたいはず。みんなもそれを達成するために努力するでしょう」と語っていた。

 その内田はベンチスタートに。キックオフ前には、スタンドを長く見つめて、手を振る姿も見せた。

 立ち上がりは鹿島、その後はG大阪が主導権を握る展開になる。すると6分、左サイドを打開したアウェーチームが小野瀬のゴールで先制する。

 球際の攻防が激しくなるなか、13分、広瀬が足をおさえて倒れ込む。すると鹿島の右サイドバックは担架で運ばれてピッチの外へ。

 まさかの状況で、ベンチにいた内田はコーチからの指示を受けると、静かにユニフォームを着て準備。結局、広瀬は立ち上がれない……。開始早々の16分、ザーゴ監督が1枚目のカードで、内田の投入を決断した。

 内田は三竿健斗からキャプテンマークを託されると、少し躊躇ってそれを受け取り、左腕に巻く。

 右膝にテーピングを巻いた鹿島の2番は、なかなかスプリントを見せる機会はないものの、チームの貴重なボールの収めどころとなってパスを散らす。19分には鋭い縦パスを放って、ファン・アラーノが敵陣で倒され、好位置でFKのチャンスを得た。

 また39分には、コーナーキックの流れからカウンターを受けそうになると、宇佐美貴史へのタックルがファウルに。内田が警告を受け、イエローカードを貰っている。

 次第に鹿島がペースを握るもののゴールはならず。前半は0-1と、鹿島がG大阪にリードを許して折り返した。

 後半、両チームともに交代カードを切り、鹿島はゴールを狙い、G大阪は終盤逃げ切りとトドメを刺しにかかる。

 するとアディショナルタイム、内田のクロスから混戦となり、逆サイドでボールを拾った新人の荒木遼太郎が折り返す。するとファーサイドで犬飼が渾身のヘッドで合わせ、土壇場でホームチームに同点ゴールをもたらした。

 両チームのメンバーは次の通り。

▽鹿島アントラーズ
▼先発
GK  
31 沖 悠哉
DF
22 広瀬 陸斗
(16分→ 2 内田 篤人) 
33 関川 郁万
39 犬飼 智也
5 杉岡 大暉
MF
20 三竿 健斗
(75分→ 26 荒木 遼太郎)
4 レオ・シルバ
11 和泉 竜司
(63分→ 36 上田 綺世)
7 ファン・アラーノ
(63分→ 25 遠藤 康)
FW
8 土居 聖真
9 エヴェラウド
(75分 → 19 染野 唯月)

▼控え
GK
1 クォン・スンテ
MF
6 永木 亮太

▼監督
ザーゴ

▽ガンバ大阪
▼先発
GK
1 東口 順昭
DF
3 昌子 源
5 三浦 弦太
19 キム・ヨングォン
MF
8 小野瀬 康介
10 倉田 秋
(67分→27 髙尾 瑠 )
14 福田 湧矢
(90+1分→ 4 藤春 廣輝 )
15 井手口 陽介
21 矢島 慎也
(83分→ 29 山本 悠樹 
FW
18 パトリック
(83分 →9 アデミウソン)
33 宇佐美貴史
(67分→ 11 小野 裕二)
 
▼控え
GK
25 石川 慧
FW
39 渡邉 千真

▼監督
宮本 恒靖

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[取材・文:塚越始]

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