【G大阪】昌子源は鹿島戦「ホームに戻ったような違和感」。内田篤人へ「まだできるのではないかと」

鹿島戦のあと、取材に応じたG大阪の昌子源。(C)GAMBA OSAKA

試合後は場内を一周して深々と頭を下げる。

[J1 12節] 鹿島 1-1 G大阪/2020年8月23日/カシマサッカースタジアム

 ガンバ大阪の日本代表DF昌子源が鹿島アントラーズ戦のあとメディア取材に応じて、この日の試合を振り返るとともに、引退を決断した内田篤人へメッセージを送った。

 G大阪の3番をつけて、古巣相手に気迫溢れるプレーを見せてフル出場。試合後には場内を一周して、鹿島のサポーターに深々と頭を下げてあいさつをした。その後は内田篤人の引退セレモニーにじっと見入り、その言葉を胸に焼き付けていた。

「ブーイングなどを今はできない状況で、なかなかアウェー感は感じられず、自分の中では、少しホームのような雰囲気と言いますか。今までの試合とは異なる、ちょっと違った感情がウォーミングアップの時からすごくありました。緊張ではないですが、フワっとしていると言いますか。ホテルからスタジアムに入る時も、今日に関しては、街並みを見て懐かしいなと、違和感がありました」

 2019年1月に鹿島からトゥールーズFCに移籍、そして今季G大阪に電撃加入した昌子は、そのように“節目”とも言える一戦に臨んだ心境を語る。

 大連戦が続くなかでのアウェーゲームとあって、この日は勝利に徹した。チームとして割り切った戦いを選択しただけに、昌子は是が非でも勝点3を掴みたかったと言う。

「試合に関して言えば、鹿島が前からアグレッシブに来ていたので、パトリックに割り切って(キックを)目がけるサッカーを徹底していました。本来そういう戦いをしたくなかったですが、時にはこういう戦いもシーズン通した中ではあります。そこで幸先よく得点できて、より徹底した部分はありました。徹底したならば勝ち切らないといけなかった。非常に悔しい。最後の結果は残念かと思います」

 一方、この日で引退することになった内田について、昌子は次のように語る。

「率直に寂しいです。これだけ偉大な選手。できることならば満員のスタジアムで迎えたかったと思いますし、本当にお疲れ様でした。いろんな思いをしたなかで、本人が大きな決断をしたことに、周りがどうこう言うべきではないと思います。とはいえ、やっぱり今日のプレーを見ると、まだできるのではないかと、そういう感情は生まれてしまいます。ありがとうございます、と改めて伝えたいです」

 サッカーであり、チームのことを考える。その姿勢が、昌子にも影響を与えてきたと頷く。

「篤人くんとプレーした時間は短かったですが、サッカーに取り組む姿勢やチームがどうすれば上手くいくのか、鹿島の歴代の先輩たちから受け継いできたことを僕らにしっかり伝えてくれました。そういう姿勢を見て、僕も成長した部分が多くありました。ポジションは異なりますが、サッカー選手として大いに尊敬していました」

 昌子はそのように大先輩・内田の引退を少し悔やみつつも、感謝の言葉を贈っていた。

注目記事:【コラム】内田篤人がエレベーターで見せた誰も真似できない気配り

[取材・文:塚越始]

Ads

Ads