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【浦和】クラウドファンディング1億2668万円、7785人が参加。立花代表はそれでも「クラブ経営に関し引き続き苦しいのが事実」

浦和レッズのサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

8月31日で終了。「すべての方が直面しているこの難しい状況を、浦和レッズファミリーが一体となって、絶対に乗り越えましょう」

 J1リーグの浦和レッズは9月1日、8月31日に約2か月間実施してきたクラウドファンディングの期限終了を迎え、7500人以上の参加により目標の1億円突破したと報告し、協力者に感謝を伝えた。プロジェクト実施サイトによると、寄付金は総額1億2668万8714円、参加者は7785人だったという。集まった募金は、クラブ運営などに充てられる。

 浦和の立花洋一代表は9月1日にクラブ公式サイトで、「温かいご支援、サポートをいただき、誠にありがとうございます」と感謝を述べるとともに、次のように報告している。

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『ONE HEART TOGETHER!』というキーワードのもと、6月20日から浦和レッズとして初めて実施しましたクラウドファンディングは、昨日8月31日を持ちまして終了いたしました。

 皆さまからこれまで本当に多くのご賛同をいただき、支援総額は目標額であった1億円を大きく上回り、7500人以上の方々にご支援をいただきました。 改めて、今回ご支援いただきました皆さま、そしてクラブを気にかけ、温かいお言葉をかけていただいたすべてのみなさまへ、浦和レッズを代表して感謝の気持ちをお伝えいたします。

 本当にありがとうございました。

 未だ世界的にも、新型コロナウイルス感染症の影響は続いており、皆さまの生活においても同様の状況と存じます。クラブ経営に関しても、引き続き苦しい状況にあるのが事実です。

 皆さまをお迎えし、満員の埼玉スタジアムで試合を開催できる目途はまだ立っておりません。それでも、入場者数が5,000人以下という制限下ではありますが、スタジアムで皆さまとお会いすると、「がんばろう!」「応援してるよ!」と、いつもありがたいお言葉をいただきます。

 その度に、このクラブが果たさなければいけない役割を感じ、我々の理念の実現こそが、支えていただいている方への一番の恩返しになるのだと、改めて強く認識しております。

『ONE HEART TOGETHER!』は、物理的な距離が離れていても、ファン・サポーター、ホームタウン、パートナー、そして選手・スタッフを含めた浦和レッズファミリーの心は共にある、というメッセージです。

 私は、今回のクラウドファンディングの取り組みを通して、改めて「浦和」の絆を実感することができました。 それはとても強く、太く、温かく、寛容で、安心できるものでした。

 クラブだけではなく、すべての方が直面しているこの難しい状況を、浦和レッズファミリーが一体となって、絶対に乗り越えましょう。

 改めまして、ご支援、ご協力いただきましたすべての方に、心から感謝申し上げます。

浦和レッドダイヤモンズ代表
立花洋一
2020年9月1日

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[文:サカノワ編集グループ]