【鹿島】Jリーグ再開2か月、土居聖真が語った『5人交代枠の本音』「ちょっと違和感。サッカー自体がガラっと変わってしまう」

オンラインの取材に応じた鹿島の土居聖真。(C)KASHIMA ANTLERS

「たくさんの選手が出られて、勢いを変えられるのはいいところだと思います」その一方で――。3連勝中、明日、ホームで仙台戦!

[J1 15節] 鹿島 – 仙台/2020年9月9日19:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの土居聖真が9月7日、オンラインによるメディア取材に応じて今季これまでの戦いぶりとともに9日のベガルタ仙台戦に向けた抱負を語った。

 リーグ戦2試合連続、計3ゴールと好調の土居は、名古屋グランパス戦(〇3-1)のゴールについて、「ファーを狙ったのですが、キーパーの取りにくいところに飛んで、結果的に入ってくれて嬉しかったです。ペナルティエリアのところを攻略できた結果だと思います」と振り返った。

 また、一時期は右サイドハーフでのプレーが続いた。チームは一進一退を繰り返し、トップ下(2トップ)で出場したいという思いもあった。そうしたなかガンバ大阪戦(△1-1)からトップ下で起用。そこから4試合、チームは3勝1分と負けていない。最近は3連勝中だ。

「ちょっと力を溜めて、そこ(トップ下)で出たいという欲が解放されました。自分らしいスペースへの飛び出しであり、組み立てやチャンスメイクのところをより思い切りできるようになりました。チームの攻撃の部分をより担えて、そこからチームの得点も増えて、負けずにいます。右サイドでやり続けたからこそ一つの転機になり、いい流れになってきています」

 そして仙台戦に向けて、「アウェー3連戦からホームに戻り、3連勝した自信や強さをホームで見せなければいけない。ホームで負けてはこの3連勝も無駄になってしまいます。ここでもう一度、気を引き締めて、連戦でもありますし、チーム全体で戦えればと思います」と意欲を示した。

 また、新型コロナウイルスの影響への配慮から、7月のリーグ再開から「5人交代制」がFIFAの推奨ルールとして特別に導入されている。再開から2か月、賛否さまざまな意見(どちらかというと賛成が多いようだが)が出ているなか、土居はこんなことを思っているという。

「交代枠については、いい点、悪い点があると思います。個人的には、5人が代わるとちょっとサッカーっぽくなくなってしまうというか、チーム自体が変わってしまう。もちろんいい面はありますが、少し違和感を覚えています。その感じのほうが大きいです」

 土居はメリットを挙げながらも、「違和感」を拭えずにいると語る。

「サブや試合に出られずにいる選手にとってはチャンスで、たくさんの選手が出られて、勢いを変えられるのはいいところだと思います。一方、ちょっとサッカーがガラッと変わりすぎるのかな、と。もしも僕がファンだとすると『ズルイな』という見方になってしまうと思います」

 基本的にはゴールキーパー、センターバックなど守備の選手は90分フル出場することが多い。一部の選手はフル出場を前提に戦っている。一方、攻撃の選手は、運動量が落ちれば積極的に交代されていく。負けているチームは早めに手を打っていく。

「5人の勢いある選手が入ってくると、ルールで認められているのは分かりますが、全く別のサッカーになってしまう。試合を重ねてきて、それは感じています。いい面もありますが、そう感じることもあります」

 鹿島は下位の苦しい時期も、好調な勢いにある時期も戦っている。それだけに、土居の言葉は説得力がある。

 鹿島は9月9日、4試合ぶりにホームで仙台と対戦する。

トレーニングする鹿島の土居聖真。(C)KASHIMA ANTLERS

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[取材・文:塚越始]

 

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