【川崎】SNSのなりすまし差別投稿、法的措置に踏み切る方針を示す
写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
twitter や instagram で、サポーターのアカウントを真似ての選手への卑劣なメッセージがあとを絶たず。
J1リーグの川崎フロンターレは9月21日、「SNSにおける差別・偏見・誹謗中傷にあたる投稿について」と題し、ツイッター(twitter)やインスタグラム(instagram)で、サポーターになりすまして選手に対する差別的な投稿をする卑劣な行為が野放しにされている状況について、「看過できない」として声明を発表した。
川崎は「クラブの信用失墜にもつながることから、これ以上の被害の拡大を防止するためにも、注意喚起だけではなく直接的・具体的な対応が必要であると考え、適切な方針を提案してもらうべく、顧問契約を結んでいる弁護士事務所と具体的な調整に入りました」と各機関と協調し、具体的に法的措置へ踏み切る方針を示している。
クラブが発表した声明は次の通り。
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今般、弊クラブの実在のサポーターになりすまし、他クラブや他クラブ所属の選手に対し、差別的な表現や偏見・誹謗中傷を伴う看過できない投稿が、SNS上に散見されています。
今回の差別・偏見・誹謗中傷となりうる表現や投稿については、Jリーグ統一禁止事項、並びに社会通念に照らし合わせても、他者になりすまし、実在のユーザーが発言したかのように見せかけ投稿する行為そのものとあわせ、弁解の余地はなく、断罪されるべきであると考えます。
なりすましの被害を受けた方、該当の投稿を見た他クラブの選手やサポーターの皆様の心の傷は、我々の想像を超えるものです。
私たち自身も被害者の立場として、様々な皆様との関係に悪影響を及ぼし、弊クラブの信用失墜にもつながることから、これ以上の被害の拡大を防止するためにも、注意喚起だけではなく直接的・具体的な対応が必要であると考え、適切な方針を提案してもらうべく、顧問契約を結んでいる弁護士事務所と具体的な調整に入りました。
川崎フロンターレは、差別・偏見・誹謗中傷にあたる行為は絶対に許容しません。
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[文:サカノワ編集グループ]