ラージョ・バジェカーノが香川真司を獲得か。「少なくとも」前線のラストピースを探す
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
サラゴサも早期に放出を決めたい?地元メディアが報じる。
ラージョ・バジェカーノが日本代表MF香川真司を獲得か――。
スペインメディア『ウニオン・ラージョ』は9月21日、「カガワシンジを要求か」と題し、スペイン2部リーグのラージョ・バジェカーノが、レアル・サラゴサの日本代表MF香川真司を“ラストピース”として迎え入れる可能性があると報じた。
記事では、元スペイン代表選手でもあるラージョの38歳の若手指揮官、アンドニ・イラオラ監督が、10月5日の移籍市場終了までに、あと4、5人を候補に挙げて、補強を検討していると伝えた。特に両ウイング、フォワード(トップ下)を検討。「少なくとも」一人は加えたいそうで、香川を獲得する可能性があるというのだ。
このほど同国メディア『エル・デスマルケ』が、2部リーグのCFフエンラブラダ、UDログローニョ、ラージョ、1部リーグのカディスCFが、サラゴサに対し香川の調査をしていると報じたことを踏まえ、実際、ラージョが前線のタレントを必要としていると強調する。
マドリッドをホームとするラージョは、2011年から2016年まで5シーズンにわたってプリメーラ(1部)に所属。しかし、そのあと降格と昇格を繰り返し、2018-19シーズン以来3シーズンぶりの1部復帰を目指している。
今季はすでに2試合を行って連勝を収める好スタートを切り、暫定1位に立っている。そこに香川を“起爆剤”として新たに追加することを考えているようだ。
香川の動向に関しては他に、メジャーリーグサッカー(MLS)、トルコ、カタール、サウジアラビア、ドイツ、そしてJリーグのクラブが獲得を検討。そのうち、カタールからは「重要」なオファーが届いていると伝えられる。
サラゴサは総額44万ユーロ(約5500万円)と言われる香川を放出できないと、新たな補強もできずにいる。そのため、この問題の早期解決を望んでいるそうだ。ただし、その香川は先日、SNSでサラゴサでの練習に集中するというメッセージをファンに向けて発信していた。
何かしらの“決定”が間もなく下されるのか。香川の復活を、多くの人が心待ちにしている。
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[文:サカノワ編集グループ]