【仙台2-3C大阪】悲壮の仙台、6連敗。西村拓真2得点で一時逆転したが…清武弘嗣のワンダフルゴールに沈む
C大阪の清武弘嗣(2019年8月撮影)。(C)SAKANOWA
仙台は前回勝利した9節・神戸戦以来の複数ゴールを奪ったが…。
[J1 19節] 仙台 2-3 C大阪/2020年9月27日/ユアテックスタジアム仙台
セレッソ大阪がベガルタ仙台戦、後半アディショナルタイムの清武弘嗣のワンダフルゴールで3-2と再逆転に成功し、これでC大阪はリーグ戦の連敗を2で止めた。一方、仙台は6連敗を喫し、9試合勝ち星なし。
両チームともに球際で激しいバトルを繰り広げるなか、44分、柿谷曜一朗の左サイドからのクロスをブルーノ・メンデスがニアサイドで合わせて、C大阪が先制に成功する。
後半は仙台の高い位置からのプレスが次第にハマり、リズムを作り出す。すると57分、パラの左サイドからのクロスに西村拓真が合わせて同点に追い付く。さらに67分、西村がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得し、これを自身が決めて、ついに2-1と逆転に成功する。複数得点は、前回勝利を収めた9節のヴィッセル神戸戦(〇2-1)以来9試合ぶりだ。
しかし、そこからアウェーチームが再び猛攻を繰り広げる。交代出場した清武のコーナーキックにマテイ・ヨニッチがヘッドで合わせて同点に! さらに90+1分、清武がペナルティエリア左サイドの深い位置から、狙い澄ました鮮やかな一撃をゴールネットに突き刺して、3-2と再逆転に成功した。
C大阪の清武は試合後のフラッシュインタビューで、ゴールシーンについて「その前のシーンでタッチミスをしていたので、時間もなかったので、切り返した瞬間、丁寧に打ちました」と振り返った。
C大阪のロティーナ監督は記者会見で、「前半はあまりチャンスを作り出せないなかで、いいゴールが決まりました。相手に多くのコーナーキックを与えましたが良い対応もできていました。後半、相手がリスクを犯して攻めてきて2失点を喫して難しい試合になりまし。ただ、そのあとのリアクションが素晴らしく、落ち着いてボールを回し、ブルーノと清武が二つのゴールを決めてくれました」と振り返った。
一方、ベガルタ仙台の木山隆之監督は「狙っていた方向には持っていけていましたが、先制点を与えてしまった。ただ、しっかり続けていけばチャンスはあると選手たちには伝え、後半に入りました。自分たちの時間に2点決めることもできましたが、相手が上回っている部分を消し切れないというか、悔しい2失点になりました。最後は出ていくパワーが残っていませんでした。非常に残念です」と悔やんだ。
C大阪は2位をキープ。一方、仙台は17位のまま。
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[文:サカノワ編集グループ]