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【浦和】「シュート打てよ」「いけよ」「やれよ」試合中に言い合い。チームとして「乱れていた」

浦和の柏木陽介。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「まとまれていなかった」と柏木は悔やむ。

[J1 19節] 浦和 0-2 横浜FC /2020年9月26日18:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ19節、浦和レッズが横浜FCに0-2で敗れ、約1か月ぶりの連勝はならなかった。ホームでは2試合連続で無得点による連敗を喫した。

 4-4-2のサイドMFで先発した柏木は、後半ボランチに入って攻撃のリズムを作った。浦和の「10番」は試合後のオンラインによる取材に応じて、次のように試合を振り返った。

「2点目を決められたあたり、選手内で『シュート打てよ』『いけよ』『やれよ』とか、ちょっとそういう声掛けがあったなか、失点を喫してしまった。やはり浦和レッズというチームが、こうした試合のなかで乱れてしまった。それは良くなかった。内容どうこうよりも、そういうったところからの積み重ねが大切だと思いました」

 また2失点目を喫した時、柏木が治療のためピッチ外に出ていた時だった。しかも、その空いたスペースを活用された。

「2失点目に関しても、フィールドが9人の状態のなか、一人少ないのだからブロックを作って、しっかり守備をしようという声掛けができていれば、そんな失点はしなかったと思う。チームとしてまとまり切れなかった。1失点目に関しても、まとめ切れなかった自分が反省しなければいけない」

 そのように柏木は悔やんだ。

 一方、ボランチでのプレーでは存在感を示した。ただ、結果的にゴールにつなげられなかったことを反省点に挙げていた。

「自分は真ん中でプレーする選手だと改めて感じました。そこでプレーしてたくさんボールに触る。それによって自分のリズムが上がってくると感じました。ただリズムができても、得点に絡めなかったのは課題として捉えています。リズムが変わったからなんやで、1点を取り返して、チームとしていくぞという雰囲気を作り出せなかった。まだまだ足りないと感じています」

 浦和のナンバー10は、そのように厳しい言葉を並べ、チームと自身の突破口を見出そうとしていた。

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[取材・文:塚越始]

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