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【FC東京】3連勝ならず、長谷川健太監督「完敗です。全ての面で鳥栖が上回っていた」

FC東京の長谷川健太監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

鳥栖の金明輝監督は「軽率なミスが減り、選手たちが集中してやってくれました」。

[J1 19節] 鳥栖 3-0 FC東京/2020年9月27日/駅前不動産スタジアム

 J1リーグ19節、サガン鳥栖がFC東京に3-0の快勝を収めて、リーグ戦の連敗を「3」で止めた。一方、3連勝を目指したFC東京だが、3試合ぶり今季5敗目を喫した。

 森重真人を出場停止で欠くアウェーチームは、ジョアン・オマリが約1か月ぶりにセンターバックとして先発出場を果たした。しかしホームでは、サポーターの声援を受けて、一段と力を発揮する鳥栖が、26分に石井快征、59分に森下龍矢とファインゴールでリードを広げる。さらに74分には内田裕斗の強烈な左足のミドルによるJ1初ゴールも生まれて試合を決定づけた。

 FC東京の長谷川健太監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「今日は鳥栖がすべての面で上回っていました。完敗です。他に言うことはないです」と、完敗を認めた。

「鳥栖のディフェンスが最後に気迫を発揮して、シュートの精度を落としていた。逆に鳥栖のシュートは素晴らしい三発でした。先制点と3点目はどうあがいても止められなかった。そこまでに至る過程で、起点を作られ、1対1で負けてしまい、そこからあのシュートシーンを作られてしまいました。そういった意味で、鳥栖がすべての面で上回っていたと思います」

 また森重の出場停止の影響について指揮官は「(主力を欠く試合は)当然出てきます。誰のせいというわけではなく、我々のチーム全体で穴をカバーしていかなければいけない。やはりそこでも鳥栖が上回っていたと思います」と、チーム全体の底上げの重要性を強調していた。

 一方、鳥栖の金明輝監督は「軽率なミスが減り、選手たちが集中してやってくれたと思います。いいゲームをしてくれました。まだ勝利数、勝点とも満足いくものではなく、次の試合が重要になってきます。東京相手に失点ゼロに抑えるのは至難の業。勇気を持ってコンパクトに保ちながら、背後のスペースを突かれることへの準備を、選手たちがしっかりしてくれたと思います」と語った。

 ACL(アジアチャンピオンズリーグ)があるため9月30日、FC東京はアウェーで浦和レッズ、鳥栖は同じくアウェーで横浜F・マリノスと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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