道渕契約解除の仙台、負の連鎖が続く。緊急募金を「中断」、赤字6億円以上を見込んで…
仙台はクラブ公式サイトで、緊急募金の中断を発表した。
これまで1500万円以上の浄財が寄せられる。
J1リーグのベガルタ仙台は10月22日、このほど報告義務違反などの理由でFW道渕諒平を20日に契約解除したことに伴い、「今回の事態を真摯に受け止め深く反省の意をお示しいたしたく」として、9月26日から行ってきた「クラウドファンディング(寄付型)」によるクラブへの緊急募金を中断すると発表した。
クラブは公式サイトで、次のように謝罪と報告をしている。
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この度の当クラブ選手の不祥事につきましては誠に申し訳なく、ご支援いただきました皆様に心からお詫びを申し上げます。
今回の事態を真摯に受け止め深く反省の意をお示しいたしたく、9月26日よりスタートいたしましたクラブ緊急募金の募集を中断することといたしましたのでお知らせします。
「クラウドファンディング(寄付型)」につきましては、本サイトからリンクができないようにいたしました。クラブ緊急募金プロジェクトページ(CAMPFIREサイト)は、当クラブでは運用を中止することができませんので、誤ってご支援いただくことがないようご注意ください。(一部のSNS等から当該ページに接続できることがあります)万が一、誤ってご支援いただいてもご返金できかねますのでご理解ください。
ベガルタ仙台のファン、サポーターの皆様、株主、スポンサーの皆様、Jリーグや各クラブの関係者の皆様に、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
株式会社ベガルタ仙台
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新型コロナウイルスの影響を受けて、クラブは大幅な入場料収入など大幅な減益を受けて、営業損益では6億7200万円、当期純損益では6億6400万円の赤字を見込まざるを得ない状況にあった。このままいくと、3億800万円の債務超過に陥る可能性もある。
そこでクラブはクラウドファンディングによる寄付を開始。10月6日時点で、1512万3936円の浄財が寄せられていた。
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[文:サカノワ編集グループ]