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Jリーグは“荒いリーグ”になった?鹿島ザーゴ監督が激怒「サッカーではなくファウルゲームだった」。名古屋に0-2敗戦

鹿島のザーゴ監督(2020年1月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

開始8秒、金崎と犬飼の競り合いでカードは出ず――。

[J1 25節] 鹿島0-2名古屋/2020年10月31日/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ25節、鹿島アントラーズは名古屋グランパスに、金崎夢生のPKによる1点とアディショナルタイムのマテウスのゴールにより0-2で敗れた。

 試合後のオンラインによる記者会見、鹿島のザーゴ監督が珍しく激怒した。

「試合(ゲーム)をしていましたか? 逆に質問をしたいです。サッカーの試合ではなく、ファウルゲームが行われていたと思います。ファーストプレー(ロングボールに対し、金崎夢生が腕を伸ばして犬飼智也にファウル。イエローカードなどは出ず)で、意図的に肘打ちをしている行為は、世界中どこであっても退場にすべきです。そういった正しい判定がなされなかったことを残念に思います」

 その反則があったのは開始わずか8秒。しかし、そこでカードが出されなかったことが一つ基準になった。それも影響したのか、その後、選手も戸惑いながらプレーを進めることになっていった。

 これまで“誤審”で不利益を被っても不平を言わずにいたザーゴ監督だが、今回は怒りをぶつけた。

「今まで私はレフェリングに対し、あまり文句を言ったことはありません。しかし反スポーツ行為がピッチで行われ続け、それが野放しにされています。私が外国人として呼ばれているのは、日本サッカーに何らかの形で貢献するためでもあるはずです。私は選手に『サッカーをする』ことを言い続けています。サッカーの発展のため、そこは伝えて残したいと思います。今日は引き分けか1点を奪う戦略を立ててきた相手に、主審が『お好きにどうぞ』と認め、試合を裁いていたと言えます」

 激しいプレーと汚いプレーは同質ではない。むしろ認めてはいけないし、そこを主審に見抜いてほしい。指揮官は強調する。

「一発目の金崎選手の行為は退場に値するものです。こうした行為を放置してはいけません。私は選手たちに『サッカーをする』ことを常に伝えています。これも一つの教訓として、苦い経験として身に付けたいです」

 そしてザーゴ監督は次のように締めくくった。

「何もレフェリーの手助けを受けて勝利したいとは一切思っていません。フェアにやらなければいけないですし、サッカーを観たいというのがサポーターであり、サッカーファンの一番の希望であるはずです。今日のようなサッカーをしないことが、日本のサッカーの発展にもつながります。サッカーをしたい人と、サッカーをしたくない人が、明確に表れたと思います」

 今シーズンは「肘打ち」「アフターチャージ」の判定の曖昧さもテーマに挙がる。そうしたなかで、ザーゴ監督の訴えは、議論を呼ぶことになりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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