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エジガル長崎デビュー弾!「マジカル・ジュニオだね」手倉森節で称賛

試合後のオンラインによる取材に応じたエジガル・ジュニオ(左)とルアン(右)。協力:V・ファーレン長崎

横浜F・マリノスに続く初陣での得点。本人も「従兄から言われていて、ゴールで飾りたかった」。

[J2 30節] 長崎4-1水戸/2020年11月1日/トランスコスモススタジアム長崎

 横浜F・マリノスからV・ファーレン長崎に電撃移籍したFWエジガル・ジュニオが水戸ホーリーホック戦、途中出場でさっそく新天地デビューを果たすと、アディショナルタイムにゴールを決めて、4-1の大勝に花を添えた。

 再び調子を取り戻してきたリーグ最多得点を誇る水戸との一戦。エジガル・ジュニオは69分に澤田崇と代わってピッチに立つ。すると3-1で迎えた90+4分、最前線に入ったエジガル・ジュニオがカウンターから抜け出し、パスをあずけた毎熊晟矢の右からのクロスに対し、ファーサイドでヘッドで合わせ鮮やかにゴールを決めてみせた。

 エジガル・ジュニオにとっては、アトレチコ・パラナエンセ、横浜F・マリノスに続く、デビュー戦ゴールとなった。本人は「試合前、従兄から連絡があり、これまで各チームでデビューをしているねという話をしていました。そのことが頭にあったので、試合に出た時にはデビュー戦をゴールで飾りたいと思っていました。味方からいいパスがきて、ゴールを決められて嬉しいですね」と喜んだ。

 また、長崎の手倉森誠監督はエジガル加入効果について、次のように語った。

「ものすごくシンプルに、当たり前のことを当たり前にできて、FWとして相手との駆け引きにも長けています。毎熊にパスを出したあと、クロスをファーで合わせて決めるあたり、実は難しいほうを選択し、簡単に決めています。彼はボックス内は不得意なところがない。今日それを教えてくれました。素晴らしい。マジカル・ジュニオです」

 カイオ・セザール、ルアン、名倉巧が決めての勝利。「フレイレもトレーニングで、しっかり準備しています。全員で掴んだ勝利」と、ルアンとエジガル・ジュニオは語っていた。

 手倉森監督は次のように抱負を語った。

「ホームでの試合を待ち侘びていた私たちとサポーターの思いが形になった勝ち方でした。これから13試合中9試合をホームでできるのは間違いなくアドバンテージ。こうした勝ち方をぜひみんなと築いていきたいと思います。長崎を熱く、J1に昇格して戦う準備をしながら、結果を残していきたいです」

 勢いに乗る1勝――。今季はレギュレーションにより昇格プレーオフはなく、2位までが自動昇格となる。そして3位長崎がホームで勝点3を掴み、16試合ぶりに敗れたアビスパ福岡、首位に立った徳島ヴォルティスと勝点5差に縮めた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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