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【柏】約2週間の活動中止か。14日大分戦は延期濃厚、21日鳥栖戦か25日の鹿島戦で再開を目指す形に

まず何より柏の全員の回復を待ちたい。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISH

クラスター発生のため、感染者ゼロにすることがまず優先に。アカデミーも活動休止。

 Jリーグは11月4日、7日に国立競技場で予定されていたルヴァンカップ決勝の柏レイソル対FC東京を延期すると発表した。柏のトップチームの選手3人、スタッフ10人の計13人に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたため。決勝の新たな日程は再調整される。

 柏は3日までに選手1人、ネルシーニョ監督を含めたトップチームのスタッフ2人に同ウイルスの陽性反応が確認されていた。さらに4日にトップチームの選手・スタッフ計82人のPCR検査を実施したところ、選手2人、スタッフ8人の計10人の陽性が判明した。無症状も多くいるが、ネルシーニョ監督ら数人は一時発熱している(解熱後、体調が悪化している者はいないとの報告)。

 柏の瀧川龍一郎社長は4日夜にオンラインによる記者会見で、状況について説明した。柏市の保健所の所長からは「クラスター(感染者集団)」と認定されると報告を受けた。また同保健所による濃厚接触者の特定作業はこれから行われる。

 そしてトップチームの今後の活動について、次のように説明した。

「選手は活動を昨日(3日)、今日(4日)とせず、自宅待機となっています。フロントスタッフについてはこの対応等あり出社していますが、できる限り在宅勤務という形で対処していきます」

「まず明日(5日)、陰性反応が出ている選手・チームスタッフに関してもPCR検査を改めて実施します。それ以外の活動(練習など)は、明日(5日)しません。(今後のチームとしての活動は?)5日の検査結果、また保健所による濃厚接触者の特定作業にもよります。また感染源と感染経路が特定できていないため、(もしも明日の検査などで陰性と確認されても)『今後(陽性反応が)増える可能性もありますね』と指導も受けています。少なくとも明後日(6日)も厳しいと覚悟しています。しばらくはそのような状態だと考えています」

 そのように、まず感染者をゼロにすることがあらゆる活動再開の前提になる。

 サガン鳥栖でクラスターが発生した際、全体練習再開まで2週間活動休止となった。それに照らし合わせると、14日の大分トリニータ戦(ホーム)の開催は厳しいと。早くても21日のサガン鳥栖戦(ホーム)、あるいは25日の鹿島アントラーズ戦(アウェー)での試合再開を目指すことになりそうだ。すでに3日に予定されていたアウェーでのベガルタ仙台戦が延期されていて、12月19日に最終節を設定した場合、代替できる日程も限られてくる。

 また、アカデミーの活動も一旦休止される。大瀧社長は「導線についてはすべて分離していますが、(活動が)同じ敷地内のため、昨日の時点でPCR検査を実施し、明日以降も検査を受けるため、一旦活動休止させることにしました」と説明。アカデミーについても活動再開の日程は今後、慎重に検討していく。

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[文:サカノワ編集グループ]

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