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栃木SCレディースが「無期限活動停止」。選手が人身事故で逮捕、運転免許失効情報は確認中

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

県1部リーグ最終節は不参加に。

 栃木SCは11月7日、前日に栃木SCレディーストップチームの選手が練習後に乗用車を運転中、工事の迂回路で歩行者をはねる人身事故を起こして栃木県警に逮捕されたことを受けて、同チームについて「無期限活動停止」にすると発表した。同選手が運転免許失効中だったという報道について、クラブは確認中ということだ。

 事故は11月5日午後0時30分頃、栃木県宇都宮市桜一丁目付近で起きた。選手が練習終了後に車で帰宅する際、片側3車線の直線で、工事中の迂回路を歩行中の女性をはねて、警察の事情聴取を受け、翌11月6日に宇都宮中央署にて逮捕された。 

 栃木SCは7日、同選手が「運転免許失効」と報じられた件について、警察での聴取中のため弁護士に接見を依頼している。しかし最終的な確認ができていないと発表。警察の正式発表を待っている状況だという。

 また、今回の事件を受けて、栃木SCレディーストップチームは事件後から活動を停止。チーム運営会社と協議し、同チームの無期限活動停止、ならびに12月6日に行われる「えいこう杯」第21回栃木県女子サッカーリーグ1部最終節に不参加とすることを決定した。栃木SCレディースU-15は引き続き活動する。

 クラブは「今回、事件を起こしたレディース選手が所属するチームはJリーグに参加しているチームではなく、選手たちはアマチュア選手ということからコンプライアンス研修が行き届いておりませんでした。今後はクラブ全体として、コンプライアンス研修や教育を徹底するようより一層努めて参ります」とコメントしている。

 また前日には「まず、今回の事故で被害にあわれた方に対して深くお詫び申し上げます。また栃木サッカークラブへご支援・ご声援頂いている多くのファン・サポーターの皆様やパートナー企業の皆様、ホームタウンの皆様、そしてサッカー関係者の方々にはご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」「弊クラブとして、今回の事態を厳粛に受け止め、所属選手の法令順守に関する意識を徹底いたします」と、謝罪していた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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