【柏1-2鳥栖】ネルシーニョ監督「非常に遺憾」。クラスターからの性急なリーグ戦再開に疑問を投げ掛ける

柏のネルシーニョ監督。(C)SAKANOWA

「選手、私たちスタッフも当然、人です」

[J1 28節] 柏1-2鳥栖/2020年11月21日/三協フロンテア柏スタジアム

 トップチーム内で新型コロナウイルスのクラスターが起きたことでの活動休止を挟み21日ぶりに実戦に戻ってきた柏レイソルだが、ホームでのサガン鳥栖戦を1-2で落とした。

 ネルシーニョ監督は試合後のオンラインによる取材で、短い準備期間による試合再開に疑問を投げ掛けた。

「あまり言い訳のようなことは言いたくありませんが、今日の試合が開催されたリーグや(日本サッカー)協会の決定に対し、私個人の率直な考えとしては、非常に遺憾です。つい7日前まで隔離病棟での生活を強いられていた選手が数多くいました。選手、私たちスタッフも当然、人です。感染の危険を常に感じるなかで生活をしなければいけません。非常に制約のあるなかで、このゲームが開催されたことは、大変残念に思っています」

 試合全般について、指揮官は次のように振り返った。

「今日のゲームのこととなると、前半チームがなかなか機能しないのは想定内でした。ハーフタイムに選手たちに、もう少し落ち着いてシンプルにやろうと伝えました。途中から入った選手は、要求に応え、テンポを掴もうという狙いをしっかり理解して入ってくれました。ゲームの流れも徐々にこちらに向き始めました。あくまでも交代の狙いは、先発した選手のケガの予防など受動的ではなく、結果を求めた能動的なものでした」

 ここからは延期された試合も組み込まれるため、ミッドウィークと週末の連戦が、最終節の12月19日まで続く。そのあと、1月4日に延期が決まったルヴァンカップ決勝が組まれる。

「10月31日の最後の公式戦から実質15日間トレーニングできず、20日間実戦を積まずこの日を迎えました。ここからはトレーニングを継続して行い、リーグ戦残り7試合を積むなかで感覚と自信を取り戻していきます。1月4日のルヴァンカップ決勝までには、いい状態に持っていけると思います」

 また、指揮官は柏サポーターに対し「敗れたにもかかわらず温かい拍手を送ってくれた姿勢は、我々にとってありがたく後押しになります。チーム一丸となって、この困難を克服し、またサポーターの皆さんと喜びを分かち合える日が来る日を楽しみにしています」と感謝を伝えていた。

 Jリーグは新型コロナウイルス対策について、選手・監督スタッフの安全を最優先に掲げている。その意味では、こうした指揮官の言葉には、しっかり耳を傾けたいところだ。

注目記事:【大分1-0川崎】谷口彰悟がDOGSO+PKで退場、なぜ減罰されなかったのか?

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads