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【浦和1-2G大阪】宇佐美貴史ここにありと示す一発「相手がいいから自分たちが良くなかったというよりも」

浦和戦のあと取材に応じたガンバ大阪の宇佐美貴史。協力:浦和レッズ・ガンバ大阪

25日の直接対決、引き分け以上で川崎が優勝。「川崎の『か』の字も頭にはない」と語った理由とは?

[J1 28節] 浦和 1-2 G大阪/2020年11月22日16:03/埼玉スタジアム

 J1リーグガンバ大阪の宇佐美貴史が浦和レッズ戦、反撃の狼煙(のろし)をあげる同点ゴールを決め、その後の逆転勝利につなげた。引き分け以下で川崎フロンターレの2年ぶりのリーグ優勝が決まるなか、G大阪は勝利を収めてそれを阻止。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)と天皇杯の出場権獲得に向けて暫定2位をキープし、25日には川崎と等々力陸上競技場で対戦する。

 0-1で迎えた66分、大きなサイドチェンジの揺さぶりから、ペナルティエリア内でこぼれてきたボールを確実に仕留めた。宇佐美貴史ここにあり――と思わせる一撃だった。

「展開的に一発を狙っていました。なんとかして勝点を拾わないと、と思っていたので、狙い続けた結果、いいところにこぼれてきて、いいところに打てたと思います」

 時間が経過するごとにパフォーマンスが上がっている印象を受けた。が、本人は決してそう感じていなかったという。

「まったくと言っていいぐらい、いいところがなかった。相手がいいから自分たちが良くなかった、というよりも、自分たちが良くなさすぎた結果、相手に上回られた感じがしていて。チームの雰囲気を変えるためにも、得点が必要だと思っていました」

 つまり浦和があまり良くないことで、隙を突けたという。

 この勝利で川崎の優勝決定は先延ばしできた。

「(逆転優勝を)もちろん、あきらめてはいませんが、差も開いているので、川崎を目指すよりも、目の前の試合を勝ち続けることしか考えていません。チームとして目の前の試合を、ただただ勝ちたいというだけ。(優勝を)意識しなければいけないのかもしれませんが、川崎の『か』の字も頭にはない、それぐらいの感じです」

 逆に25日、川崎が引き分け以上でホームで優勝を決められる(しかも2位相手に)最高のシチュエーションを与えたことになる。しかし、宇佐美はそうさせないつもりだ。

「目の前でタイトルを獲られるぐらい気分の悪いことはないですし、目の前の試合を大事にすることでレッズに勝ち、(川崎の優勝決定を)止められた。次は川崎のホームで、サポーターの皆さんも優勝を見たいと思っているでしょうし、2位の僕らはそれを止めることに意味があり、いいチャレンジになると思います」

 川崎も最近4試合1勝1分2敗と決して調子がいいわけではない。今季6点目を決めた宇佐美が中2日、再びアウェーで彼らしくふてぶてしく異彩を放つ“空気を読まない活躍”を見せるか――。

注目記事:【浦和1-2G大阪】宇佐美貴史と髙尾瑠弾で逆転勝利!次節は川崎戦

[取材・文:塚越始]

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