FWジョー金銭問題、FIFA裁定決定を受けて名古屋が声明「肯定的に受け入れます」

名古屋時代のジョー(左)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ジョー側の弁護士はCASへの訴えを検討か。

 J1リーグの名古屋グランパスは11月29日、契約解除のうえSCコリンチャンス・パウリスタに加入したジョーを巡る金銭トラブルで、FIFA紛争解決室が下した裁定を「肯定的に受け入れます」という声明を日本語と英語で発表した。名古屋の主張が認められたことを前向きに受け止めている。

 名古屋の発表は次の通り。

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「ジョー選手に関するFIFA DRC(FIFA紛争解決室)の裁定について」

 名古屋グランパスはジョー選手(ブラジル国籍)及びコリンチャンス(ブラジル国)に対する申し立てに関して、2020年11月24日付FIFA管轄紛争解決室の裁定を肯定的に受け入れます。この裁定により、当方クラブ側主張である選手の雇用契約解除及び当方への賠償が正当な理由によるものと確証されました。

 Nagoya Grampus welcomes the decision passed by the FIFA Dispute Resolution Chamber on 24 November 2020 in the case against the Player Joao Alves De Assis Silva (Brazil) and Club SC Corinthians Paulista (Brazil). The decision confirms the just cause in favour of the Club to terminate the employment contract of the Player and awards a compensation in its favour.
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 ブラジルメディア『グローボ』によると、FIFAは名古屋の主張を認め、ジョーとSCコリンチャンス・パウリスタに340万ドル(約3億5000万円)を補償するように決定したという。

 ジョーは1月の名古屋でのキャンプ以降、ケガの治療のためトレーニングに参加せず、ブラジルに一時帰国していた。するとコリンチャンスは今年6月17日、ジョーを名古屋から完全移籍で獲得したと発表。

 一方、名古屋は6月21日に公式サイトで「株式会社名古屋グランパスエイトは、正当な理由によりジョー選手との契約を解除したことをお知らせします。 なお、この件につきましては現在FIFA Dispute Resolution Chamber(FIFA紛争解決室)に委ねています」と発表していた。

 今回のFIFAの決定を受けて、ジョー側の弁護士は「契約解除を先に主張したのは名古屋のほうだ」として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に、逆に訴えを起こす考えを示唆している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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