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【浦和】プレス対決、大槻監督が湘南戦勝利へのポイントを語る「気持ちだけではなく、噛み合わせのところでも上回りたい」

浦和の大槻毅監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

開幕戦は浦和が3-2勝利。一方、湘南は8試合連続ゴール中。

[J1 32節] 浦和 – 湘南/2020年12月12日17:00/Shonan BMWスタジアム平塚

 J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が12月11日、翌日の湘南ベルマーレ戦に向けてオンラインによる記者会見で抱負を語った。

 高い位置からプレスを掛け合い、その強度や呼吸がどこまで保てるか。そしてそのわずかにできた隙をいかに突くかが勝敗を分けるポイントになる。ただし大槻監督は「気持ち」だけで勝てるわけではないと説く。

「気持ちだけで片付くのであれば、そこだけを高めればいいですが、そういうわけにもいきません。噛み合わせのところは当然ありますし、例えばシステムを湘南さんが変えてくるとは思いませんが、どこが空いてきて、どこに走れる選手が行けるのか、(ボールを)取った時に、有効な手段はなんなのか。トレーニングをしながら、そこのところの表現や回数が増えるところを目指したいです」

 湘南は一時の不調を抜け出し、10月18日以降の最近10試合は4勝4分2敗。3勝4分3敗と浦和もほぼ同じ成績。湘南は8戦連続で得点を決めている。一方、リーグ開幕での対戦では、浦和が興梠慎三、レオナルド、関根貴大のゴールで、3-2の勝利を収めている。

「勢いがすごくあったり、ランニングしたりするチームですが、試合を見ていると、相手の力関係でカウンターの数も変わっています。そういった時間帯を含めて、入りからしっかりやりたい。入りから勢いがあるので、注意して試合を進めたいです」

 そのように立ち上がりのプレッシングの応酬でしっかり対峙すること、そして浦和に流れが来た時にしっかりチャンスを仕留めることの大切さを強調した。

 また、指揮官はヴィッセル神戸がベスト4に勝ち上がったACL(アジアチャンピオンズリーグ)について、「あの舞台にファンは浦和がいてほしいと思っている」と言われて、次のように答えた。

「マリノスがどのような戦いをするのか興味深く、神戸の準々決勝も見ていました。神戸と蔚山と対戦(準決勝)も興味深いです。浦和レッズのあの雰囲気はアジアの指導者の人たちからも『素晴らしい、浦和は…』と言ってくれています。必ず戻りたいです」

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[取材・文:塚越始]

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