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【清水】ロティーナ新監督が決意「技術、戦術、フィジカル…しかし最も重要なのは情熱です」

清水の新指揮官に就任したロティーナ監督。オンラインで決意を示した。協力:清水エスパルス

「ファン・サポーターの皆様も、我々の近くで情熱を伝えていただきたい。サッカークラブにとって、情熱のある環境で仕事をすることが、とても重要だからです」

 J1リーグ清水エスパルスの2021シーズン新体制発表記者会見が1月14日に行われ、山室晋也社長と大熊清ゼネラルマネージャーが新シーズンのビジョンや方向性を説明し、新加入選手、ロティーナ新監督が抱負を語った。東京ヴェルディ、セレッソ大阪を率いたあと、日本で3度目のクラブを率いることになるロティーナ監督は、次のように熱い気持ちを語った。

「まず、清水エスパルスの強化部の皆さんが、私たちを信頼し、チームを率いることを任せてくれて感謝しています。その信頼はとてもワクワクした希望とともに、責任感をもたらしてくれます。我々の仕事がクラブにとって、ファンにとって、いい方向へ向かうと強く確信しています」

 実績十分なロティーナ監督にとって、清水はどのように映っているのか? その問いに指揮官は答える。

「この2年間、いい成績を残せていないのは事実ですが、全体的にプレー内容を見ると、すごくいいサッカーをしています。ただ得点数と失点数のバランスが良くなかった。4年間日本にいますが、クラブのオーガナイズ、仕事に対する姿勢について、とてもいい評判を聞いてきました」

 昨季はリーグワーストの失点70を記録した。その改善について、次のように方針を示す。

「攻撃も守備も連動していて、分けては練習できないと思っています。我々は自分たちのサッカーを築き、いい守備をする必要がありますが、決して『守備的』というわけではありません。練習のほとんどは攻撃に時間を費やします。攻撃の構築には時間がかかるからです。よい攻撃ができれば守備の時間が短くなり、それが一番いい守備だと認識しています」

 またロティーナ監督は日本以外で指揮を執る可能性もあったという。そのうえで清水のオファーに応えた理由を明かす。

「他の国にいく可能性もありました。(清水を選んだ理由は)私たちは日本の生活を気に入っていたこと、それにJリーグのことをよく知り、プレーする選手もよく知っていて、そこは大きなアドバンテージになります。清水の評判はとてもポジティブなものです。大熊さんをはじめ強化部が示してくれた信頼の大きさが、このクラブにワクワクした気持ちで来た要因でもあります」

 清水の低迷からの脱出と上位進出。そのために不可欠なのは「情熱」だと、ロティーナ監督は強調した。

「(順位アップについて)難しいとは分かっていますが可能です。だからこそワクワクしていますし、この挑戦の難しさは恐れを抱くことではなく、みんなで成長するという挑戦です。戦術、技術、フィジカル面の向上は、サッカーでとても重要です。ただし、それ以上に重要なのが情熱です。自分の持っている情熱を、選手たちに伝えていきたい。それに清水エスパルスのファン・サポーターの皆様も、我々の近くでチーム、クラブへの情熱を伝えていただきたい。サッカークラブにとって、情熱のある環境で仕事をすることが、とても重要だからです」

 そのように、「情熱のある環境」の大切さを強調していた。

 そして、これからシーズン開幕までのプランについて、指揮官は選手たちが迷わずピッチに立てる準備をすること。その大切さも強調していた。

「清水のメンバーのことはよく知っています。日本に来てからの隔離期間も活用し、昨シーズンの清水の試合を改めて確認してきました。この期間もとても有効でした。新たに来るメンバーのこともよく知っています。

 重要なのは初日から、私たちの持っているフィロソフィを導入していくこと。そのフィロソフィを実現するため、また明確なコンセプトがあり、それをピッチで覚えていくことが重要になります。グラウンドに出た時、清水がどんなサッカーをするのかみんな分かっている。そういうチームを作ることが大切です」

 ロティーナ・エスパルスがいよいよ動き出した。様々な困難も待ち受けるなか、期待の膨らむ2021シーズンへ突入する。

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[文:塚越始]

 

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