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【浦和】今年40歳、GK塩田仁史は「勝利に徹したプロ18年。このエンブレムを誇りに、全てにおいて勝つことを優先する」

新体制発表会見でのGK塩田仁史。(C)URAWA REDS

新加入でさっそくチーム最年長に。栃木SCから加入、自身7年ぶりJ1のステージへ。

 浦和レッズの2021シーズン新加入選手記者会見が1月18日、オンラインにて行われた。プロ18年目、今年40歳にして、7年ぶりのJ1リーグの舞台で戦うことになったGK塩田仁史(前・栃木SC)は「40歳という年齢にはあまり固執はしていません。1年1年自分が成長するために体を突き詰めることに執着してきました」と語る。変わらず純粋に自身の進化とチームの勝利に、強くストレートなベクトルを向ける。

 西川周作が長年にわたり正守護神を担い、18歳の鈴木がその座を狙うとともに、状況によっては世代別代表の世界大会でチームを離れることも想定される。その中であらゆる状況にスタンバイし、結果も求められ、同時に常にチームを支えられる存在。そんなピッチ内外の影響も考慮し、経験と実績のある塩田が浦和に必要とされた。

「以前プレーしていたFC東京では、土肥(洋一)選手や権田(修一)選手といった日本代表選手と切磋琢磨してきました。レッズには西川(周作)選手がいて、有望な若手である(鈴木)彩艶選手がいます。そういった環境でやっていくなかで、まず常に自分にベクトルを向けて、成長したいと思いながらプレーしています。レッズの素晴らしいGKとともに得るものがたくさんあり、常に学びだと思っています。それを自分のプラスに変えて、また成長したい。その思いが一番です。その中で試合に出られないこともありますが、まず僕自身、自分がいるクラブが勝つことが全てだと思っています」

 チーム内の競争はもちろんある。ただ、それもチームの勝利のため。その前提であるとも強調する。

「自分自身は全てを勝利に注ぐことに徹して、18年間やってきました。このつけたエンブレムに誇りを持ち、まず勝つことです。そしてトロフィー(タイトル)を掲げることに執着していきたい。GKは一つしかないポジションで競争になりますが、切磋琢磨しながら、ただ目標はトロフィーなので、そこに向かって頑張っていきます」

 浜野征哉GKコーチは、FC東京時代に指導を受けてきた。自分が必要とされた理由を、しっかり受け止める。

「GKはグループ。一人ではなく、出る選手に対し、他のGKがサポートする。それは誰が出ても同じ立場になると思います。しっかり競争したうえで、監督が選んだ選手がピッチに立つわけで、その選手を後押ししていきたい。もちろん、まずは自分がピッチに立ちたい。ただゲームの時は、浦和レッズが勝つことが全てにおいて優先すべきで、そのためにしっかり貢献していきたいと思います。浦和レッズが勝つために最善のことをやっていきたいと思っています」

 また、今シーズンのGKの体制について、西野努テクニカルダイレクターは、鈴木彩艶の記者会見の際に次のように説明していた。

「特にGKは人間性も含めてチーム全体に与える影響があります。そのなかで今年以降、(鈴木)彩艶選手はいかにウチで試合に出て経験を積んでいくか。もちろん壁はあります。ベテラン2人を下から突きあげていってほしいと思っています」

 塩田、西川、鈴木――。このGKの“新チーム”が組まれ、そのなかで塩田が担う役割も大きい。浦和の最後の砦になる。

埼玉スタジアムのフォトセッション。最も右が塩田仁史。左が鈴木彩艶。(C)URAWA REDS
チーム始動日の18日、トレーニングをする塩田。(C)URAWA REDS

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[取材・文:塚越始]

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