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鹿島がザーゴ監督と外国籍選手不在のなか始動!主将は三竿健斗「より強い覚悟で」

始動した鹿島アントラーズ。三竿健斗が今季もキャプテン!(C)KASHIMA ANTLERS

エヴェラウドらは待機期間を経て、宮崎キャンプから参加へ。カイキ、レオ・シルバの合流日は未定。

 J1リーグの鹿島アントラーズが1月20日に始動した。新型コロナウイルス感染症対策のため同日入国予定のザーゴ監督、そして外国籍選手が不在のなか、トップチーム登録の25人でスタートを切った。

 ザーゴ監督、MFファン・アラーノ、FWエヴェラウド、GKクォン・スンテは20日に日本に到着予定。感染症対策の隔離期間が必要になるため、チーム合流は2月3日から行われる宮崎キャンプ2日目、練習参加は3日目からを見込んでいる。

 政府の入国規制を受けて、アルトゥール・カイキは2月7日以降に来日予定で、合流までの詳しいスケジュールは決まり次第発表される。また、ブラジルで新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたレオ・シルバも体調には問題ないものの、入国日は未定となっている。

 今シーズンもキャプテンを務めることが決まった三竿健斗が初日の練習を終えたあと、チームの雰囲気や2021年に懸ける意気込みを語った。

「みんなチームメイトと再会できることを待ち望んでいただけに、嬉しそうな雰囲気でした。外国籍選手がいないなかで始動して、チームがすごく若返った印象を受けました。オフ期間が例年より長く、個人の調整が大切なテーマになっていて、僕自身はとてもいいトレーニングができて今日合流できました。午前中のメニューはそこまできつくなかったので、ボチボチでした」

 キャプテンとして2年目。今季の鹿島の背番号20は、突き進むだけだという覚悟だ。

「(昨季は)大きくチームが変わったなか、互いを知るのにも、新たなサッカーを体に染み込ませるのにも時間が掛かりました。新型コロナウイルスの影響で、サポーターもいつものように応援できない環境で、とても苦しい1年でした。

 逆に2年目、昨年以上の結果を残せる自信があります。しかしタイトルを獲れるか? というと今はまだ分かりません。タイトルを獲れるチームになれるように、自分たちが意識を持って練習に取り組むことで、高い要求につながり、チームはどんどん成長できます。そこの自覚をみんなで持つことが大事だと思っています」

 そして三竿自身も「このオフからタイトルを獲りたい思いが最も強く、すごく楽しみでした。ここで一皮、二皮剥けるかで今後の選手としての価値も変わってきます。今年はより強い覚悟で臨んでいます」と、2021シーズンの開幕を待ちわびていた。ここから約1か月、そのための大切な準備期間を過ごす。

初日の午前練習後、オンラインによる取材に応じた鹿島の三竿健斗。(C)KASHIMA ANTLERS

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[取材・文:塚越始]

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