【浦和】上手くいっている…そこで失点した時の善後策が課題に「経験のある選手がコントロールできるようにやっていかなければ」
川崎戦後のオンライン取材に応じた浦和の西川周作。協力:浦和レッズ
川崎戦の大敗後、西川周作が挙げた課題。「ゴールキーパーとして何かできなかったか」
浦和レッズは3月21日のJ1リーグ6節・川崎フロンターレ戦、今季最多5失点を喫して、0-5の大敗を喫した。ホームでは2012年のG大阪戦(●0-5)以来となるホームでの屈辱の5失点に。
試合後のオンラインによる取材に応じたGK西川周作は、上手くいっている、と手応えを得ている時に失点した場合、どのように気持ちを立て直し、そしてどのように軌道修正するかを課題に挙げた。
「前半は比較的いい入りができた感覚が、みんなあったと思います。しかし一つのピンチで失点しまった。それでも後半『点を取りに行こう』とみんなで声を掛け合いながら入りました。ただ、(そこから4失点)いい入りができず、非常に難しくしてしまった印象はあります。ゴールキーパーとして何かできなかったかなと、今日は反省点がたくさん出た試合になりました」
そのように守護神は課題を摘出していた。
「ディフェンスラインから中盤へのパスが入り、後ろ向きではなく、前向きのパスで相手を剥がしていけました。そこで非常にいい入りができたと思います」と、札幌戦のような”割り切り”とは異なり、川崎相手にポゼッションで挑みミドルサードから前のエリアでリズムを掴めた点もプラス材料になった。
とはいえ、チャンスができていたものの単発で3試合連続のノーゴール。ゴールを突き抜け切れずにいる。
「いい入りができている時に失点してしまった時、いかにメンタル的に落ち着かせられるか。そこが非常に大事。若い選手も多いですし、経験のある選手がコントロールできるようにやっていかなければいけないと改めて思いました」
そのように、チームをもう一度立ち上がらせる、奮い立たせるために、何ができるか? ゴールへの道を示すために、浦和の背番号「1」はその役割や仕事について思いを巡らせていた。
西川は25日の韓国代表、30日にモンゴル代表戦に臨む日本代表に合流。一方、チームは27日にホームの埼スタでルヴァンカップのグループステージ2節、柏レイソルと対戦する。緊急事態宣言の解除に伴い、入場者数の上限が1万人(ビジター席なし)まで引き上げられる。
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[文:塚越始]