「フルパワーで戻ってくる」大迫勇也にブレーメン元主将が期待。後半戦のキーマンに!
モンゴル戦でハットトリックを達成した日本代表の大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
韓国戦2アシスト、モンゴル戦ハットトリック。ドイツメディア「とても繊細な大迫にとって、達成感は大きなプラス」。
[ブンデスリーガ 27節] シュツットガルト – ブレーメン /2021年4月4日(日本時間22:30)/メルセデス・ベンチ・アレーナ
大迫勇也がヴェルダー・ブレーメンで再び覚醒なるか――。ドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』の電子版はこのほど、日本代表で活躍したFW大迫勇也にスポットを当てたレポートを掲載した。
大迫の所属するブレーメンは昨季1・2部入れ替え戦の末、ギリギリで残留に成功。今季開幕はまずまずの成績を収めたものの、次第に低迷して現在は7勝9分10敗で12位につけている。この時点で勝点30を獲得しているチームが降格したことはないというデータはあり、むしろ、下位を気にせず、より上位を目指したいところ。
そこで期待される後半戦のキーマンとして、大迫が挙げられている。
今回、国際親善試合の韓国代表戦ではパーフェクトなポストプレーから2点を演出し、ハードワークを続けて3-0の快勝に貢献。さらにカタール・ワールドカップ(W杯)予選モンゴル戦では日本のW杯予選最多14得点のうちハットトリックを達成した。
今回の記事では「繊細な大迫にとって、達成感は特に大切なプラス。サッカーの技術は特別であり疑いないものだが、特に今季は日本の選手がその技術を発揮する機会が限られていた」として、この国際Aマッチ期間がターニングポイントになると期待を寄せる。
ブレーメンのスカウト部門マネジャーを務める“元キャプテン”クレメンス・フリッツ氏も、次のように大迫の発奮を求める。
「(ブンデスリーガでは)ここ数週間、彼はあまりプレーできておらず、それは彼にとってあまりいいことではありませんでした。一度こうして故郷の日本に戻ったことが、彼がより力強く、フルパワーになってブレーメンに戻る助けになると願っています」
ブレーメンは4日、アウェーで遠藤航の所属するVfBシュツットガルトと対戦する。果たして大迫の先発はあるのか。途中出場であってもチャンスが訪れれば、結果を残せるか――。まずは大迫とブレーメンを浮上させる一発が待望される。
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[文:サカノワ編集グループ]