【湘南】山田直輝が渾身ダイビングヘッド弾!「ホッとしたのが一番」と言った理由とは?
湘南の山田直輝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
キャリアでも初の開幕から全7試合先発出場中。「さらに調子を上げて、もっとチームに貢献したい」
[J1 7節] 横浜FM 1-1 湘南/2021年4月3日/日産スタジアム
J1リーグ湘南ベルマーレのMF山田直輝が横浜F・マリノス戦で、2試合ぶり今季2ゴール目を決めて、チームに勝点1をもたらした。
「(横浜FMの先制点となった)失点は自分のミスからやられていたので、なんとか取り返せてホッとしたというのが一番の感想です。チームに迷惑をかけてしまいました」
山田は試合後のオンラインによるメディア対応で、まずそのように振り返った。
0-1とリードされて迎えた75分、古林将太の右サイドからの気持ちのこもった鋭いピンポイントクロス。湘南の「10番」はその呼吸を察知、完璧なタイミングで飛び込みダイビングヘッドで合わせた。
「相手が4バックだったので、ウチの2トップが前に入ってくれれば、あそこのポジションが空くと分かっていました。コバショーがいいボールを上げてくれたので、押し込むでした。ゴールが目の前で、身体ごと押し込み枠に入れるということにすべてを集中していました。古林選手に感謝しています。自分のミスでチームを苦しくしてしまったので、何回も『ありがとう、ありがとう』と伝えました」
そのように山田は何とかして、チームの力になりたかったと言葉を繰り返した。今シーズンこれまで開幕から全試合で先発出場を続ける。シーズンスタートからこうしてチャンスを掴み結果を残しているのは、キャリアでは初めてのことだ。
とはいえ山田は、さらに向上心を高めている。
「開幕から試合に出させてもらって、もっともっとチームのゴールや勝点に貢献したいです。自分の中でもまだまだコンディションは100に届いていないので、どんどん上げて、もっともっとチームに貢献していきたいです」
次節4月7日(19:00@レモンガススタジアム)は好調な2位名古屋グランパスとのホームゲームだ。浦和レッズからのレンタル期間を含め今季湘南で通算6シーズン目に突入、30歳の山田は「しっかり土台を生かせて戦えているのは強み。ホームなので、もちろん勝点3を狙ってチームで戦っていきたいです」と、むしろ挑戦を心待ちにしていた。
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[文:サカノワ編集グループ]