波乱のFC東京対札幌、ドグソで一人ずつ退場。「渡辺が退場ならば…」長谷川監督の見解は“妥当”

FC東京のディエゴ・オリヴェイラ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ディエゴ2ゴール! ミシャは、むしろ「数的優位になったあと、慎重になりすぎアリバイ的な横パスが増えた」。

[J1 8節] FC東京 2-1 札幌/2021年4月7日/味の素スタジアム

 両チームにDOGSO(ドグソ=決定機阻止)で1枚ずつレッドカードが出たなか、FC東京がセットプレーからのディエゴ・オリヴェイラの2ゴールで北海道コンサドーレ札幌に勝利を収めた。

 29分、ハーフウェーラインを越えたところでチャナティップのスルーパスから小柏剛がトップスピードで抜け出す。そこに渡辺剛が体を当ててファウル。主審はDOGSOで、渡辺にレッドカードを提示した。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)ももちろん介入したが、判定は変わらなかった。

 一方、59分、左サイドで抜け出したディエゴ・オリヴェイラに対し、少し遅れてキム・ミンテがファウルで足をかけてファウルに。主審はまずイエローカードを提示する。しかしVARチェックを経てのOFR(オンフィールドレビュー=映像確認)を挟み、主審はイエローカードからレッドカードに変更。キム・ミンテもDOGSOで退場処分となった。

 両チームともに一人ずつ減ったなか、そこで得た三田啓貴のフリーキックをデェエゴ・オリヴェイラが決めて、ホームチームに先制点をもたらした。

 さらに69分、宮澤裕樹がディエゴ・オリヴェイラへのタックルでPKを献上。こちらも決定機阻止だが、ボールにチャレンジしているため、ペナルティエリア内での三重罰軽減(PK、一発退場、次節出場停止)により、イエローカードの判定となった。

 その後、反撃した札幌が83分にアンデルソン・ロペスのゴールで1点を返すものの及ばず。FC東京が2-1で、リーグ5試合負けなしに。

 FC東京の長谷川健太監督はこの日の判定について、次のように見解を示した。

「渡辺の退場は、致し方ないと思って見ていました。ただ、渡辺の後ろに岡崎がいたのは間違いありません。キム・ミンテのプレーに関して、ディエゴ・オリヴェイラが完全に抜け出し、その向こう側に札幌の選手はいませんでした。もちろん、時間が掛かればもしかしたらプレーに関与できたのかもしれませんが、ディエゴが抜け出した瞬間は完全にキーパーと1対1でした。ベンチから見る限り、状況的には渡辺が退場したシーンと同じような状況だったのかなと。前半(渡辺)が退場であるならば札幌のファウルも退場に値するのではないですか? と四審の方にそのような話をしていました」

 一方、札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(愛称ミシャ)は「非常にいい入りができて、相手が退場するまで札幌が試合を支配していたと思います。相手に退場者が出てから、逆にやりにくさが出てしまったのか、あるいは選手たちがより慎重になりすぎたのか、アリバイ的な横パスが増えて、なかなか圧力を掛けられずに時間が過ぎていきました」と振り返った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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